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智「Aちゃんこっち来て」
和「俺らがどんだけ怒ってるか知ってる？」
潤「最初から説明してくれるかな」
思わず斗真くんの後ろに隠れると、斗真くんがクスクス笑った
斗「そんなに怒ってたらAちゃん怯えちゃうでしょ」
潤「なんで斗真が一緒なの？」
斗「道で拾ったの」
“ねー”って手をブンブンやるから、智くんが唇を尖らせた
智「Aを返して」
斗「怒らないって約束したら返すよ」
智「ん、怒らない」
斗真くんが私を手でひいて、ソファに座ってる智くんの前まで連れてきた
すると、智くんにぐいっと腕を引っ張られて、足の間に座らされる
強引さにドキドキするのも、もう癖になってる
智「ねぇA。まず、どうして斗真に拾われた？」
「…気づいたら夜遅くなっちゃって、車に乗せてもらって…」
和「どこに泊まったの？まさか、斗真の家じゃないよね」
「…斗真くんの…家で…泥酔しちゃって…ごめんなさい…」
翔「…お酒飲んだのA」
「はい…」
その途端、空気が変わった
智くんが、私を後ろからぎゅっと抱きしめる力を強める
翔「…斗真、お前、酔ったAに何もしてないよな？」
斗「酔ったAちゃん本当に可愛かったから危なかったけど、手は出してないよ」
斗真くんがにっこり笑ったのが悪い
潤「ふざけんなよ！俺らがどんだけ我慢してるかも知らないで！」
斗「いいじゃん。Aちゃんも気持ちよさそうに寝てたし」
雅「…！」
ああ、これは
火に油を注いだようなもんだ
智「…A、俺もしばらく謹慎だけどAも謹慎しよう」
雅「斗真もAに近づくな！」
斗「Aちゃん、助けて(笑)」
ウインクされたら、私の顔が赤くなるのは条件反射で
「斗真くんも、一緒にご飯食べちゃダメですか？」
智くんを見上げたら、彼の顎が頭の上に乗っかった
智「い・や・だ」
「智くんっ//」
斗「…大ちゃんって、そんなキャラだったっけ」
斗真くんがクスクス笑いながら、私と智くんの目の前にしゃがんだ
斗「何か困ったことがあったら、俺に言うんだよ」
「うん…//」
そう返したら、智くんが上で舌打ちして
私の頭を顎でぐりぐりしてきた
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作者名：まれ
| 作成日時：2016年3月4日 6時
