Blood night 【すとぷり】

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Aside


少しテンションが上がりつつも頭を洗う


シャンプーやリンスなど人間と特に変わらない様だ


なれない広さにそわそわしながら体も洗い流しさっぱりする


『それにしても豪華すぎ…』


なんて独り言を呟きながら立ち上がると同時に


ｶﾞﾁｬ


『…………へ？』


「…………お？」


『………っきゃあぁぁぁ！！』


「………うわあぁぁぁぁ！？」


目の前には慌てふためくころんくん


『な！なんでここに…』


こ「いやこっちのセリフ！」


とにかく手に持っていたタオルで体を隠す


入る前にテレビのロケみたいにタオル巻いてお湯に浸かりたいなぁなんて馬鹿みたいなこと考えといてよかったと今だけは思う


な「Aちゃん？大丈夫〜？」


扉の向こうからななもりくんの声がする


『あの！ころ、むぅ！んぅ〜』


チクってやろうとするも後ろから口を塞がれる


ていうかお互い裸でこの状態ってやばいんじゃ…？


とかぐるぐる考えていると


こ「ちょまじ勘弁して…バレたらなーくんに殺される
お願い、黙ってて？」


背後から耳元で囁くころんくんにもう私は爆発寸前


混乱しつつもとにかく恥ずかしさの方が勝ちこくこくと頷く


それにこの状態をななもりくんに見られて誤解される方がごめんだ


『や、やっぱなんでもない〜！
ちょっと転びそうになっただけ〜』


な「そっか〜
じゃあいいや〜」


じゃあいいやとは？と思いつつころんくんに話しかける


『ちょっと！離れてよ！』


こ「あぁ、ごめん
ありがとまじ助かった
いや〜まさか入ってるとは思わないじゃん？
ていうか思ったより胸で…ぐふっ！…」


『…出てって』


こ「はいスイマセン」


お腹を押さえながら出ていくころんくん


驚いたけどわざとじゃないなら仕方ないし怒るにも怒れない


仕切り直して湯船に浸かり久しぶりのお風呂に癒される


ある程度温まった所でお湯から出た

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