Love sick 【さとみ】

そのペースに巻き込まれてくんだ ページ7

さとみside


さ「また明日ね」


そう言ってAちゃんとわかれた


パサッ


しかしそう音が聞こえて振り返ってみると


さ「生徒手帳…??」


そこにはAちゃんの生徒手帳が落ちていて

すぐにAちゃんを呼ぼうと思ったが既に家に入ってしまっていた


さ「荷物置いてからランニングがてら届けようかな」


そう思い一旦その場を後にした


*

さ「そろそろ届けに行こうかな、」

今は18:30

Aちゃんとわかれたのが17:00頃だったからそろそろ暇な時間だろう


さ「それにしても初日に生徒手帳落とすなんて…笑
危機感ないなぁ」


そんなことを呟きながら歩いているとすぐにAちゃんの家に着いた


ピンポーン


インターホンを鳴らして誰かが出てくるのを待つ


？『は〜い誰です…か』


そこにはラフな格好をしたAちゃんが立っていた


俺は少し動揺したがすぐに


さ「夜遅くにごめんね??
これ落としてたから」

と生徒手帳を手渡した


『ありがとうございます』


なんだか素っ気ない気がする

もしかしたら勝手に家に来た事を怒っているのかもしれない


さ「ごめん、迷惑だった??」


そう聞くとAちゃんは焦ったように


『いえ、すごく助かりました
ただすっぴんを見られたくないだけです』


と恥ずかしそうに顔を赤らめた


さ「なんだ
それなら全然気にしないし可愛いから大丈夫だよ」


一瞬びっくりした


俺ってこんなこと言うキャラだったっけ？

そう考えていると


『お世辞はいいですから！
ありがとうございました
また何かお返ししますね』


そう言って家を追い出された


さ「絶対チャラいやつだと思われたよなぁ〜笑」


本当にどうしてしまったんだろう

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