episode7 ページ7
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☎︎基『もしも〜し』
「もしもし。今日もお疲れ様」
☎︎基『お疲れ様。ほんっっと疲れた』
「今日は一日授業入ってる日だもんね」
☎︎基『そうなんだよ。あーあ、Aちゃんに会いたいなぁ〜』
「今日会ったじゃん」
☎︎基『そうだけどさ!授業で横になりたいんだよ。唯一ゆっくり会って話せる時間じゃん』
「そうだね。……火曜日が恋しいかも」
☎︎基『えーなにそれかわいい』
日課になりつつある電話。
すぐこういうこと言ってくるから心臓に悪い。
☎︎基『あ、そういや、今週の日曜日空いてる?』
「空いてるよ」
☎︎基『じゃあ、その日にしよ。何時頃がいい?』
「10時とかどう?」
☎︎基『いいね。10時に駅前ね』
「わかった。楽しみだね」
☎︎基『ほんとに。寝れるかな』
「そんなこと言いながらいつも寝落ちしてるから大丈夫だよ(笑)」
☎︎基『いじってる?(笑)』
「いじってないよ、多分」
☎︎基『おーい!』
「あはは!(笑)」
話していると、だんだん彼の返事が適当になってくる。
眠たくなってきている証拠だ。
少しすると小さく寝息が聞こえてくる。
「おやすみ」
起こしてしまわないように、小声で言って電話を切った。
さて、
「服どうしよう〜…!!」
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作者名:もものすけ | 作成日時:2023年10月29日 20時