第6話 ページ6
-ヒビヤside-
目が覚めたとき、時刻は11時。
昨日は寝れなかった。
突然のAからの告白。
どうしたらいいのかもわからないまま、僕は先に帰ってしまった。
Aが帰ってこないから、心配して待ってたら変なおじさんと来てたし。
でも、僕はヒヨリが好きで…。
昨日の記憶が一気にフラッシュバックする。
振り向いたあのときのAの顔。
涙を堪えながら懸命に話すA。
僕はあのとき、一瞬だけズキッとした。
でも、同時にきれいだとも思った。
なんとも言えない感情で埋め尽くされた。
がちゃっ!
「ヒビヤ!起きなさいよっ!コノハさんにご飯つくって…って起きてるじゃないっ!なにしてんのよ!?」
「はっ!?ヒヨリ!?え?え?あ、ご飯?そうだった。あはは。じゃ、行くよ。」
「…なによ。あんたおかしいわね。Aもなんか元気ないみたいだし。」
僕はAな名前を聞いた瞬間ビクッとする。
「…まあいいわ。早くしてよね!」
僕は、今日からどうしたらいいんだろ…。
-Aside-
ヒビヤがやっと降りてきた。
私はどう顔を会わせたらいいのか分かんなくて、とりあえず机を見つめる。
「コノハさん!あともう少しでごはんできます!その間、私としゃべりましょ!」
「…ご飯。」
ヒヨリはコノハさんにベッタリだし…。
がたっ。
『…私、ちょっと出掛けてくる。』
「…え?A、ご飯は?」
ヒビヤが話しかけてきた。
『…いらない。』
「…どこいくの?」
『…昨日の人のところ。』
「…危ないよ!なら僕も一緒に…。」
ヒビヤが出ようとする。
「何いってんのよ!あんたは早くご飯作りなさいよ!Aは一人になりたいんでしょ!?」
ヒヨリからのなんとも言えない言葉。
『…うん。ちょっと言ってくる。』
私は走ってそとに出た。
バカだよ…。勝手に私が告白したのに、結局ヒビヤに気まずい思いさせちゃって。目もあわせられないし、顔を見れないし…。
これから、どうしろって言うのよ…。
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ヒビヤが好きで何が悪い - タピさん» 更新頑張れ (2016年9月9日 18時) (レス) id: 123834f551 (このIDを非表示/違反報告)
タピ(プロフ) - 聖奈〜有希乃さん» すみませーん!更新しますね(><) (2016年8月2日 1時) (レス) id: 8574ab753f (このIDを非表示/違反報告)
聖奈〜有希乃(プロフ) - うぅ〜続き気になるねん!はよ更新おくれ〜(・o・)ノ (2016年7月1日 7時) (携帯から) (レス) id: f825b50579 (このIDを非表示/違反報告)
タピ(プロフ) - Kiss☆さん» ありがとうございます!最近更新できてなくてごめんなさい……(TT) (2016年2月24日 20時) (レス) id: 7ba4f2e8a7 (このIDを非表示/違反報告)
Kiss☆ - 頑張ってください!応援してます( *´艸`) (2016年2月24日 18時) (レス) id: f6fb928f18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タピ | 作成日時:2016年1月17日 13時