第5話 ページ5
『…っ…。』
私は夜道を走り抜ける。
いつの間にか日もくれて、夜だと言うのに町はとても明るい。
どんっ!
「…わっ!ごめんねぇ。大丈夫?怪我ない?」
『…ごめんなさい…大丈夫です…。』
私は涙を拭き取り顔を見る。
「!」
『…?』
その人は、短めの髪に右横だけ少し長くて、狐のような目をした男の人。
その人は、私の顔を見て驚いた顔をした。
「…君、その目、どこでてに入れたのかな?」
『…目?』
何を言い出すんだこの人は…。
「…分かんないかな?君、家はどこ?僕が送ってあげるね。その間、ちょっとお話ししようか。」
『…うん。』
特に怪しい人でもないし、私は信じてついてもらうことにした。
・
「…単刀直入に聞くけど、君、死にかけたことはない?」
『…っ!』
次々とよみがえる記憶。
『…』
「…ああ!ごめんごめん!別に怖がらそうと思って言ったんじゃないよ?ただ、ちょっと気になっただけで…。」
『…一度だけ…あります…。』
「…。誰かと一緒に……とかかな?」
『…はい。』
「…そっか。ありがとう。ちょっと、写真取らしてもらっていいかな?僕と一緒に。」
『…写真?』
いきなり何を言い出すのかと思ったら…。
『…いいですよ。送ってもらったし。』
1枚写真を撮った。
「ごめんね。そうだ。僕の連絡先。また君に話したいことたくさんあるし、またよかったら来てね。」
来る?
『…えっと、何処にですか?』
「…秘密組織。」
『…秘密…組織?』
「今言えるのはここまでかな。また連絡入れるし、その時にまた詳しく説明するよ。」
『…』
「あと、こんな夜道に一人じゃ危ないよ?女の子なんだし、ちゃんと気を付けてね?ここが君の家か…。………ふーん…。」
『…なにか、ありますか?』
「いやいや、何でもないよ。そうだ君、名前は何て言うのかな?」
『…暁 Aです。』
「Aちゃんかあ。また今度話しようね。あ、だれかが出迎えてくれてるみたいだよ。じゃ、僕はこれで。」
家にたどり着くと、その男の人はきびすを返し、もときた道を歩いていった。
『…あのっ!名前は…。』
振り替えるとそこには、もう誰もいなかった。
「Aっ!」
走ってきたのはヒビヤ。
『…ヒビヤ…。』
「どうしたの!?心配したんだよ!?なにもされてない!?」
なんで心配するの?ヒヨリのことが好きなくせに…。私のことなんて、好きじゃないくせに…。
『…うん。』
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ヒビヤが好きで何が悪い - タピさん» 更新頑張れ (2016年9月9日 18時) (レス) id: 123834f551 (このIDを非表示/違反報告)
タピ(プロフ) - 聖奈〜有希乃さん» すみませーん!更新しますね(><) (2016年8月2日 1時) (レス) id: 8574ab753f (このIDを非表示/違反報告)
聖奈〜有希乃(プロフ) - うぅ〜続き気になるねん!はよ更新おくれ〜(・o・)ノ (2016年7月1日 7時) (携帯から) (レス) id: f825b50579 (このIDを非表示/違反報告)
タピ(プロフ) - Kiss☆さん» ありがとうございます!最近更新できてなくてごめんなさい……(TT) (2016年2月24日 20時) (レス) id: 7ba4f2e8a7 (このIDを非表示/違反報告)
Kiss☆ - 頑張ってください!応援してます( *´艸`) (2016年2月24日 18時) (レス) id: f6fb928f18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タピ | 作成日時:2016年1月17日 13時