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第3話 ページ3

『おじちゃん!わざわざ迎えに来てくれたの!?』

「おお。なんだってこんな小さい子を一人で来させられないからな。他の子はお昼頃に来るよ。」

『そうなんだ。OK!じゃ、おじちゃんの家でのんびりしてたらいい??』

「おお。のんびりしててくれ。」




おじちゃんの家は煉瓦でたてられた。
街中からは少し離れたところにある。

「ここがリビングな。とりあえずお茶でも飲んでのんびりしててくれ。お菓子はそこにあるからな。」

と言って近くの棚を指差した。


そろそろ12時かあ…。









がちゃっ!

お茶を口に含む。


「おーい。Aちゃん、きたぞー。」

ドアが開いた。

私は二人のこどもの影とおじさんの影をみた。




ぶーーーーーーーーーーーーーーっ!


盛大にお茶を吹き出した。

「おいおい。オーバー過ぎるだろ。仲良くなろうとするのはいいけど、いきなりそれじゃ、嫌われるぞ。」

『…なっ…なんでここに…。』

「あ。Aじゃない。」

「え!?A!?なんでここにいるんだよ!?」

『…こっちの台詞だよ!!えっ!?どっちがおじちゃんの知り合い!?』

「私だけど。」

ヒヨリが答えた。

『ええ!?おじちゃん、言ってよ!!』

「いや、てっきり違う学校かと…。」

『…じゃ、今日から夏休みの間ずっとここにいるの!?』

「そうだけど…。」

ヒビヤが答えた。


一緒…か。嬉しいような嫌なような…。

「あ。そういえばいい忘れてたけど、俺、今年から夏期講習の仕事がはいってんだ。だから、ほとんど家にいない。まあ、好きに使ってくれればいいから。あと頼んだぞ。」

「はい。」



がちゃっ!


別のドアが開いた。

「………………………………」

「『………』」

「おー。やっと起きたなコノハ。」

「……………………誰?」

(《反応遅っ!!!!!!》)


「今日から夏休みの間ここに泊まらせて頂きます!朝比奈ヒヨリですっ!コノハさんって呼んでもいいですか!?」

ヒヨリが反応した。
これってまさか……恋に落ちた。


『…ヒビヤ?』

隣のヒビヤを見つめると、そこには脱け殻か化したヒビヤが。

「………………ヒヨリ……分かった。…………うん。」

《だから遅いよっ!!!!》

「ほら、ヒビヤも挨拶しなさいよ!!」

「雨宮ヒビヤです……。よろしく………。」

………。

大丈夫か?

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設定タグ:カゲプロ , ヒビヤ , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
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ヒビヤが好きで何が悪い - タピさん» 更新頑張れ (2016年9月9日 18時) (レス) id: 123834f551 (このIDを非表示/違反報告)
タピ(プロフ) - 聖奈〜有希乃さん» すみませーん!更新しますね(><) (2016年8月2日 1時) (レス) id: 8574ab753f (このIDを非表示/違反報告)
聖奈〜有希乃(プロフ) - うぅ〜続き気になるねん!はよ更新おくれ〜(・o・)ノ (2016年7月1日 7時) (携帯から) (レス) id: f825b50579 (このIDを非表示/違反報告)
タピ(プロフ) - Kiss☆さん» ありがとうございます!最近更新できてなくてごめんなさい……(TT) (2016年2月24日 20時) (レス) id: 7ba4f2e8a7 (このIDを非表示/違反報告)
Kiss☆ - 頑張ってください!応援してます( *´艸`) (2016年2月24日 18時) (レス) id: f6fb928f18 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:タピ | 作成日時:2016年1月17日 13時

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