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YUTAやほ、今日は何時?


Aごめんなさい

A今日は職場の人と飲みに行くことになってて


YUTAあらら、どこで?


A駅前の居酒屋らしいです









それからLINEは来なかった。









「ちょっと先輩、酔いすぎですって!」



先「そんなことない、まだ飲める!」



「飲めませんって!」



先「よぉし、2軒目いっくぞー」



「えぇ!」







飲み会に行くと

絶対にめんどくさいことになるだろうなぁと思って

今までずっと断っていたけど




たまにはいっか〜なんて思うんじゃなかった…




本当にめんどくさいんですけど。

早く帰りたいんですけど。









purururururu....






光るスマホを見ると画面には玉森さんの文字。

急いで通話ボタンをタッチする。







「もしもし!」



玉「今何時だと思ってんの、早くそいつらとバイバイして」



「えっ?」









口振りからしてどこかから見てる?


キョロキョロと周りを見ると
道路の脇に見覚えのある高級車が1台。








「いつからそこに?」



玉「仕事終わって出てくるあたりから」



「遅くなるって言ったじゃないですか…」



玉「だから迎えに来てんの」








いつもより素っ気ない態度の玉森さんに

少し恐怖心を覚えながら話してると

先輩たちに声をかけられる。







先「おーい、2軒目行くぞー」



玉「……A」






耳に当ててるスマホから

玉森さんの低い声が聞こえる。






「あの、私今日はここで失礼します!」



先「何言ってんだよ、行くぞ!」



「すみません、お疲れ様です!」






引き留められる前にぱっと

その場を離れ、玉森さんの車に乗り込む。




車はドアが閉まると、同時に動き出した。







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作者名:りい太 | 作成日時:2019年9月17日 8時

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