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「それじゃあ、今日も留守番頼むぞ。昼食は冷蔵庫に入ってるから温めて食べなさい。それと、誰か来ても居留守使えよ」
「了解！Buon lavoro!チョコラータ」
チョコラータが玄関の扉を閉めたのを確認すると、Aはそそくさと自分の部屋に用意して置いた貴重品が詰まったリュックサックを背負って裏口へ向かう。
すると、突然オアシスで床下に潜ったセッコに足首を掴まれ勢いを殺しきれずそのまま前のめりに倒れてしまい、思いっきり顔面を床にぶつけた
「ぉあ゛っ！！いったいな！！何すんのさ！」
「ど、どこ行くんだよぉぉぉおなぁぁあ！さ、さっき、チョコラータ、に、る、留守番頼む、って、言われただろおお」
Aがじんじんと痛む鼻を右手で抑えてそう叫ぶ。痛みはするが血は出ていない事にAは少しホッとした。
が、そんなAの内心などセッコが知る由もなく、未だ諦めず裏口へ向かおうとするAを行くな行くなと止めてくる
それもそうだ。セッコにとってチョコラータの命令は絶対なのだ。
どんな理由があろうとも、セッコがチョコラータの命令に逆らったことは無かった。
かく言うAもチョコラータは性格には難があるが頭が良いしつよいので、言うことを聞いておけば大きな怪我やトラブルが起きることは無いと、多少は自分の意思で動くが基本的に命令通りに過ごしていた
だが今Aはそのチョコラータの絶対的な命令に逆らおうとしている。それがセッコには理解出来なかった
「な、何しに、行くんだよぉ…」
「チョコラータがどこに行ってるのか調べに行くんだよ」
「そ、それ…重要なこと、なのかよ…そんなに……」
「…そうだよ」
Aはまっすぐセッコを見てそう言いきったので、セッコはすこしたじろいだ
Aはチャンス！と思い、更に言葉を紡ぐ
「ふふ…1度気になってしまったからにはチョコラータが何をしているのか知るまで私は止められないんだよ…」
「ぅぉ、それ、が、好奇心って、奴か？」
「……そうだよ！色んな疑問を自分の力で解消する。それが自分自身のステップアップに繋がるんだよ。チョコラータがいつも言ってる事だよね。私はチョコラータの教え通りに行動するだけなのさ」
「な、なんか、すげえな…それ」
「だから私を止めずに行かせておくれ」
セッコは「おう…」と返事をして、Aを裏口まで見送りに着いて行った
道中「なんなら一緒に行く？」とAは聞いたが、セッコは「おれは…ここで待ってる」と答えた
ラッキーカラー
あずきいろ
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まー - チョコラータの夢は希少なんで本当にありがたいです！！！更新頑張ってください！！見てます！ (2020年8月5日 18時) (
レス) id: 0a4d21ed70 (このIDを非表示/違反報告)
なます(プロフ) - わ〜〜！コメントありがとうございます！一応生きてはいるのでちまちま更新していきます！ (2020年6月19日 23時) (レス) id: fdee5f1c23 (このIDを非表示/違反報告)
Rai(プロフ) - チョコ先生の夢を見たのは初めてなんですけど、とても面白いです………！現在更新されていない様子なのは残念ですが、頑張ってください！！また更新されるのを楽しみにしてます……！ (2020年6月17日 15時) (レス) id: bdad712321 (このIDを非表示/違反報告)
なます(プロフ) - ﾎｧｧｧコメントありがとうございます！！！楽しんで頂けて嬉しいです！励みになります！更新頑張ります！ (2020年5月1日 23時) (レス) id: fdee5f1c23 (このIDを非表示/違反報告)
波璃 - すっごく面白いです！評価は低いですがきっとアンチだと思いますし、気にしないでこれからも更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年5月1日 19時) (レス) id: a6841af2ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なます | 作成日時：2020年4月25日 19時
