居場所 ページ29
＿Riddle side＿
鏡の間からGPSに1番近い場所に通してもらったけど…。
鏡を抜けるとすぐ、とあるスマホがひとつ、落ちていた。
「これって…！Aちゃんのじゃない！？」
ケイトが即座に拾い上げる。画面についた砂利を払って電源ボタンを押すと、画面が明るくなり待受が表示された。壊れてはいないようだ。
辺りは狭い通路のようで、一通りもほとんどない。恐らくここで攫われたようだ。
「…おい、リドル。顔、怖いぞ」
トレイが心配そうにボクの顔を覗き込んだ。
「すまない。怒りでどうにかなってしまいそうで…」
「…でも、これではっきりしたよね、今はAちゃんが危ない。１回学校に戻って、後は先生に…」
「いや、このままAを助けに行く」
「…えぇっ！？」
ケイトがボクのその言葉に心底驚いたような声を上げる。どうしてそんな有り得なさそうな顔をしてるのか、ボクにはよく分からない。
「でも…こういう時は大人の力を借りた方が絶対いいって！オレらがそこまでしなくても…」
「そんなことをしていたらAがいつどうなってしまうか分からないだろう！？そんなことをしていられる余裕なんてボクにはないんだ！」
もし、Aが殺されたりでもしたら、ボクは…ボクは…ッ！
そんな考えばかりが頭を蝕んで、解放してくれない。
「まあまあ、落ち着けよ2人とも。確かに、ケイトの言う通り先生に頼った方がいいかもしれないが、それは俺たちに何の情報もない場合の話だ。
リドルの事だ、もう何かしら情報は掴んでるんだろ？」
「もちろん、当然だろう？」
ボクは再び自分のスマホを取り出す。画面に表示されているのは、GPS情報。ボクたちの位置とAのスマホの位置は全く同じ場所、一致している。
「何してんすか寮長？もうそれいらなくね？もうGPSのやつはここにあんだから」
エースが不思議そうな顔をしてその画面を指さす。
「…キミは、ボクがAにつけたGPSが一つだけだと思っているの？」
「へ？」
「もちろん、ちゃんとAの着ていった服にも付けているに決まっているだろう？」
「えぇ…」
まじか、と後ずさるエース。
それが寮長に対する態度かな。後で首をはねてやろうと思う。
「じゃあ、それを見ればAちゃんの捕まってるところが分かるってことだね！」
「さすがだな、リドル」
「すげえっすローズハート寮長！！」
「デュース…ああついにお前もか！」
ホントにエースはさっきから何を言ってるのだろう？
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グミ(プロフ) - レイラさん» いえいえ大丈夫ですよ！テスト中なのにわざわざご丁寧にありがとうございます…(´；ω；｀) (2020年6月3日 20時) (
レス) id: 763fbac217 (このIDを非表示/違反報告)
レイラ - グミさん» どうぞお幸せに……！うちの子あげるよ！！(いらない)あ、テスト期間とかいう地獄のせいで返信遅れました……何度も遅れて申し訳ないです…… (2020年6月2日 20時) (レス) id: c964b0c7db (このIDを非表示/違反報告)
グミ(プロフ) - ゆゆ。さん» 怪我系ですね！了解しました！ (2020年5月30日 15時) (レス) id: 763fbac217 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ。(プロフ) - グミさん» いいんですか！？ありがとうございます！！重症は怪我系でよろしいでしょうか、、言葉足りなくてすみません！ (2020年5月30日 15時) (レス) id: 2b1854606a (このIDを非表示/違反報告)
グミ(プロフ) - ゆゆ。さん» リクエストありがとうございます！重症というのは風邪とか病系でよろしいでしょうか？良ければそれで書かせていただきます！そうですね、作者は花○さん大好き人間ですw同士がいて嬉しいです！ (2020年5月30日 15時) (レス) id: 763fbac217 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：グミ | 作成日時：2020年5月4日 20時
