実の兄に貞操を狙われている【カラ松】

押してダメなら引いてみろ ページ22

トド松side

僕は見てしまった……

『ねー、カラ松兄さん』

｢…｣

『え、なんで無視するの！？』



あのカラ松兄さんが、Aを無視したところを。
いや急にどうした！？


『そっちがその気ならもう話してやんないから！
ばーか！！』


無視するカラ松兄さんもカラ松兄さんだけど
A傷つくの早くない！？ガラスのハートなんだね…


｢あーあ、A怒っちゃった
なにしてんだk｣


｢うわあああああああん！！｣


｢えー！？なんで！？｣


なんか急に号泣し始めたんだけど！？

〜

とりあえず落ち着いたみたいだ。
良かった良かった、ずっと泣かれても困るからね。


｢それで？泣くぐらい嫌なのになんで無視したの？｣


｢うう…よく言うじゃないか…
押してダメなら引いてみろって…ｸﾞｽﾝ｣


あー…まあ確かによく聞くけど…


｢Aを無視するなんて本当はしたくないんだ…
でもそうでもしないと…！｣


｢いや無視したところで
Aが振り向くことは無いから安心して｣


ｶﾞﾗｯ!!


いきなり部屋の扉が勢いよく開いた。
開けたのは…


『カラ松兄さん！えっと、その…ごめんなさい！！』


｢え？｣


『何か兄さんを傷つけるようなことしちゃったんだよね？私バカだからさ、全然心当たりないんだけどね』


うん、当然だよね。Aなにも悪いことしてないからね。


『でも、このままギクシャクしてるのは嫌だ。
確かに兄さんは変態だけど、兄妹としては
仲良くしていきたいって思ってるから』


『だから、許してくれませんか？
自覚のない奴に言われても、って思うかもだけど』


押してダメなら引いてみる作戦効いてる！？
え、かなりデレた！かなりデレた！！(大事なことなので2回言いました)


｢しすたああああああ！！
俺も無視してごめんなあぁぁ！！｣


『私、なにか傷つけるような事言ったんだよね？
これからは控えるからさ、何で傷ついたか教えて欲しい』


｢いや、Aに何かされたとかそんなんじゃなくて、ただ振り向いて欲しいからやっただけだ｣


『……』


｢し、sister？｣


あっ(察し)


『よくも騙したな……！』


｢ちょ、いや、騙したとかじゃなくて……
ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ｣


もう僕知らなーい。
…Aが真っ赤になってることも忘れてあげよう。

〜
ゆゆりんご様、リクエストありがとうございました！
あまりリクエスト通りに書けてない＆更新遅れて申し訳ございませんでした！！

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

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