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祐基「いでっ!」
晃一「今の佐伯知っとるか?」
祐基「今の、Aちゃん、?」
晃一「佐伯な、イメチェンしてから友達出来てん。
普通に話すようにもなったし、よぉ笑うようにもなった。」
祐基「そう、なんだ…。」
なんだろう。
この胸のあたりをぐるぐるしてる
黒いかたまり。
Aちゃんのあの姿も笑顔も
前までは俺しか知らなかったのに。
晃一「見た目だけ好きなんやったら
そこまで人のこと変えられへんやろ。」
拓弥「本当に取られるよ?」
海「祐基、それでいいの?」
祐基「…いい、
わけないじゃん!!」
俺、やっぱりAちゃんのこと好きだから。
Aちゃんの可愛いところは俺だけが知ってたいし
誰にも渡したくない。
稜雅「それでこそ祐基だ。」
祐基「あー、でも待って、」
晃一「なんやねん!」
祐基「俺、Aちゃんに好きって言った。」
海「え、言ったの?」
祐基「うん。そしたらAちゃん一歩下がった。
すごく戸惑ってた。」
Aちゃんの困った顔、
今でも鮮明に覚えてる。
稜雅「それは…、どういう反応なんすかね。」
拓弥「ただ単にびっくりしただけじゃねぇの?」
海「うーん。それは本人に聞いてみるしか…。」
祐基「だよねぇ…。」
Aちゃんに聞く?
けどそれで本当に拒否されたら?
ショックで寝込んじゃうかもしれない…。
晃一「ほんまか分からへんことで悩むくらいなら
面と向かって言われてから悩めや。」
祐基「そうだ、ね。
よし!明日聞いてみる!!」
海「あ、明日なんだ。」
祐基「今日はまだ心の準備ができてないから。」
拓弥「まぁいいんじゃねぇの?
後悔しなきゃそれで。」
稜雅「がんばれー。」
今からドキドキしすぎて
心臓どっかいっちゃいそう。
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ゆいな(プロフ) - 更新楽しみにしてます! (2018年11月11日 18時) (レス) id: fc179f1fdf (このIDを非表示/違反報告)
ひなた - 続き、楽しみにしてます!頑張って下さい!これからも、応援してます!! (2017年11月26日 2時) (レス) id: 37009b37c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ありんこ | 作成日時:2017年11月17日 14時