53- 別れ ページ5
貴「お世話になりました」
原田「元気で」
土方「お前もな」
千鶴「Aさん!」
貴「?」
千鶴「私、今すごい幸せで・・・その、Aさんのお陰でもあって!ありがとうございました!」
貴「千鶴、よかった」
薫「・・・」
貴「薫、貴方には辛いことさせちゃったね」
薫「恨んでない?」
貴「もちろん、大事な薫を誰が恨むの?」
薫「姉さん!ありがとう!
俺、診療所ちゃんとやってるから!
心配しなくて大丈夫」
貴「うん」
千左「私、いつかその診療所を継ぐのが夢なんです」
貴「千左」
千左「もちろん結婚も」
貴「花嫁姿見たかったな」
千左「残念・・・っ、見せたかったなぁっ」
佐助「姉ちゃん・・・」
貴「佐助!頭領として頑張ってね。叔父さんの話とか風間さんの話とかちゃんと聞いてね」
佐助「分かってるよ、頑張る」
千姫「姉様」
貴「いつも力を貸してくれてありがとう、千元気で」
千姫「ええ」
貴「匡ちゃんも、風間さんも元気で」
不知火「ああ」
風間「鶴間家のことは心配いらぬ」
貴「ありがとう」
原田「んじゃ、戻るぞ」
貴「はい」
こうしてAと原田は帰って行った
元の世界には
丁度Aが飛ばされた日の夜に帰ってきた
貴「ただ今戻りました」
千代姫「おかえりなさい」
原田「おう」
貴「えっと・・・どちら様?」
原田「あ、そうだったな」
千代姫「鈴鹿御前の末裔、千姫の子孫にございます」
貴「え!千の?そうだったの!?」
千代姫「逃げてしまわれて紹介が遅れました」
貴「あ、その説はすみません!」
千代姫「とりあえず、そのボロボロの服着替えましょうか」
貴「あ・・・左之助さんが買ってくれた着物が・・・ごめんなさい!」
原田「仕方ねぇよ」
貴「着替えてくる!」
千代姫「清、Aさんに綺麗な着物を」
清「はい」
原田「・・・終わったんだな」
千代姫「そのようですね。でも、貴方達にとってはこれからなのでしょ」
原田「ああ、今度は幸せにしたい。まぁ、まずは惚れてもらわねえとな」
千代姫「そうですね」
貴「着替えました、下駄もまた用意して貰ってありがとう」
千代姫「いえ、よくお似合いですよ」
原田「んじゃ、行くか」
貴「え?」
原田「忘れたのか?旅行の最中だろ?宿予約してあんだよ」
貴「あ、もうこんな時間・・・着替えたのに宿かぁ」
原田「そんな顔すんな、まだ日はある」
貴「はい」
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千(プロフ) - 華菜☆さん» (((o(*゚▽゚*)o)))ありがとうございます!頑張ります! (2018年3月4日 9時) (レス) id: 8b40b7959b (このIDを非表示/違反報告)
華菜☆(プロフ) - すごくすてきなお話ですね(*´ω`*) これからも頑張ってください! (2018年3月3日 15時) (レス) id: 1d4ed6e821 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:千 | 作成日時:2017年11月27日 12時