50- 鶴様 ページ2
鶴｢Aのせいではない｣
貴｢大おばあさま｣
千左｢…？
おお…おばあさま？｣
貴｢？｣
千左｢？｣
貴｢え…？
ねぇ、まさか
大おばあさま
この子に言ってないの？｣
鶴｢いや、言おうと思ったんだが
私を見た瞬間に｢神様？｣と言いおってな
その純粋で輝く目を見たら
違うとも言いきれんくて
つい｣
貴｢ついって
だからずっと鶴様って呼んでた訳ね｣
千左｢…？｣
鶴｢神様だと気が引けるからな｣
貴｢大おばあさまってば
相変わらずですね｣
千左｢あの･･･おおおばあさまって
どういう事ですか？｣
貴｢この方は
最後の鶴一族生き残りであり
私達の御先祖様
大おばあさまです｣
千左｢へ…えええ！！｣
千姫｢本物…｣
｢何！！という事はあいつを捕まえれば！｣
鶴｢止めろ
何も得られん｣
｢なんだと？！｣
ｺﾞｿｺﾞｿ
原田｢･･･おい、そこ、
何逃げようとしてんだ！！｣
｢っ｣
原田｢？見たことある顔だな｣
｢･･･｣
貴｢え、翔流？
なんでここにいるの？｣
翔流｢･･･ば、バレた？｣
貴｢どういう事
どうしてこの時代にいれるの！？｣
｢お前逃げようとしてたのか！
せっかく皆から許しを得たというのに！｣
翔流｢俺は！
Aが鶴一族だからって
捕まえたり騙すのはもう嫌なんだ！
本気で好きになった女に嘘をつき続けるなんて｣
貴｢何？嘘？｣
翔流｢･･･俺は、あの時代に行き
お前を騙して連れ去るよう言われて
お前に近づいた
記憶がない隙に騙せれば
簡単に引き込めるかもって｣
貴｢じゃあ全部･･･｣
翔流｢最初は嘘だった！
でも･･･どんどん本気で好きなって
･･･苦しくて･･･だから
あの夜は
本当のことを言おうとしたんだ･･･けど｣
原田｢俺がいた｣
翔流｢ああ
どんなに本当のことを言っても
俺は結ばれないって目の当たりにした｣
貴｢だから、私が別れようって言ったのすぐに受け入れてくれたんだね｣
翔流｢もう騙したくなくてな
ただ逃げただけだ｣
鶴｢すまぬ、少年
すべては私のせいだ
鶴一族が
私がお前達の一族を忘れ去ったから｣
貴｢一族…とは｣
鶴｢この世には鬼がいて鶴がいて
･･もう他にいないと思うか｣
貴｢他…？｣
鶴｢この者達は
龍一族の上ノ神の里の者達だ｣
貴｢りゅういちぞく？｣
原田｢今度は龍か｣
薫｢聞いたことないけど？｣
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千(プロフ) - 華菜☆さん» (((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))ありがとうございます！頑張ります！ (2018年3月4日 9時) (
レス) id: 8b40b7959b (このIDを非表示/違反報告)
華菜☆(プロフ) - すごくすてきなお話ですね(*´ω｀*) これからも頑張ってください！ (2018年3月3日 15時) (レス) id: 1d4ed6e821 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千 | 作成日時：2017年11月27日 12時
