12- 千さん ページ13
千左｢そう言えば迷っていたんですよね？どこに行くところだったんですか？｣
貴｢いや、その｣
どうしよう
話してもいいのかな？
時代違うし意味無いよね･･･
でも、ここにいても意味ないし
貴｢実はこっちには旅行で来てて。せんぱ、じゃなくて友人の知人のお家に伺っていたんです｣
千左｢では、その知人のお家をさがして迷子に？あれその友人とははぐれたのですか？｣
貴｢あ、いや、1度家には着いて中にも通してもらったんですけど、ちょっと色々あって屋敷の中逃げてたらいつの間にかこの森に居て｣
千左｢ここの近くの屋敷･･･それって千さんのお家では？｣
貴｢千さん？｣
千左｢この近くのお屋敷だと千さんのお屋敷だけだと思います。それに物知りだから何か聞きたいことがあれば聞くといいですよ！丁度千さんの所に近々行く予定だったので、私、案内します｣
貴｢ありがとう( ;∀;)｣
な、なんていい子なの！？
こんな子供ほしいわ
結婚もまだだけどね
千左｢？？｣
それから千左ちゃんに案内され
千さん？の屋敷に向かった
千左｢ここです｣
貴｢あれ、先輩と来た屋敷と同じ･･･｣
千左｢やはり、ここなのでしょうか？｣
貴｢あ、いや、似てるだけかも｣
ｺﾝｺﾝｯ
千左｢すみませーん！千さん居ますか？｣
｢これはこれは千左様、良くおいでになりました。姫様はお部屋におられます｣
千左｢よかった！｣
｢こちらの方は･･･｣
千左｢Aさん、母さんと同じ名で凄い似てるけど違うの、森で迷ってて千さんに聞けば分かるかもって｣
貴｢ど、どーも｣
｢そうでしたか｣
千左｢Aさん、千さんのいる部屋に行きましょ｣
そう行って連れてかれると
千左｢千さんお邪魔します｣
｢千左ね、どーぞ｣
！？
千左ちゃんが千さん千さんというからどんな人かと思ってたんだ
でも、まさか･･･
千姫のことだったなんて
幼さはもう無くて
大人な美人に育ってはいるけど絶対に千姫だ
あの、薄桜鬼にでてくる鈴鹿御前の末裔の姫様
｢！｣
Aが驚いているときに
また、千姫も驚いていた
千姫｢貴女、死んだはずじゃ？｣
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作者名：千 | 作成日時：2017年10月31日 12時
