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貴「…羅刹の事は貴方がたより詳しいです

作り方以外
大体の事は知っているとは思ます

ただそれを知ったのは…」


左之助「知ったのは?」


貴「あの…信じてもらえないとは思いますが
私その違う世から来たと言いますか

この世の人ではないと言いますか
あ、お化けとか幽霊ではないです!
生きてますが!

160年程先の世から来たので
知っているというか…

なんて説明すればいいか分からないのですが

急に知らない世に飛ばされて迷子になって

帰り方も泊まる場所も分からなくて

追われて

殺しちゃって…それで…それで…」


左之助「落ち着け」


貴「嘘じゃないんです!」


左之助「やっぱりな」


貴「え」


左之助「昼間見かけたんだよ
お前の事


あんな所に橋なんてねぇのに
急に橋があったと思えば
お前が渡ってきて

と思えば橋は消えてるしよ

お前も消えちまって

俺は寝ぼえてんのかとか
夢だったのかとか
思ったが

連れられてきたお前見て驚いた」


貴「信じてくれるんですか?」

左之助「この目で見ちまってるしな」

貴「良かった…」


左之助「とはいえ土方さんにこれを信じろって言ったところで無理だよな」


貴「…ですよね」


左之助「知らねぇふりしたって
なんで狙えたのかって言われちまうし」


貴「…(良かった…優しい人で
来た瞬間を見ててくれた人で)」


左之助「実は凄腕で!
って凄腕の奴は気絶しねぇか」


貴「ぷっ」


左之助「おまっ何笑ってんだ!
お前も考えろ」


貴「は、はい」



結局自分の世界で得た
薄桜鬼の世界の情報を元に


私はある種族と知り合いで
色々な情報を持つ人という

曖昧な人間像に仕上げた

そして殺されない為に…



土方「言わば情報屋ってか」


貴「貴方の事も知っていますよ

俳句がご趣味だそうで
恋の俳句があるとか…

お酒には弱いとか

生まれた日も

御家族の事も少し」


土方「なっ…

原田てめぇ教えてねぇだろうな」


左之助「んな訳ねぇだろ!
(160年先の世ってなんでも分かってんのか…)」


土方「…てめぇ何者だ」


貴「だから

情報屋です
羅刹の元となった存在は
その種族とは似ているようで違います
紛い物を作るなと怒っていますよ」


土方「チッ」


貴「芹沢鴨の事も知っています」


土方「!!」


貴「貴方が…でしょ?」


土方「それをどうやって…

お前ら言ったのか?」


皆当たり前に首を振る


貴「なんでも知ってますよ

こいつは危険だ
って思いました?」

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作者名: | 作成日時:2019年3月26日 23時

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