羨ましくて[カカシ]NARUTO

9 ページ10

･





カカシ｢冗談じゃなかったりして･･･｣


イルカ｢それは無いと思います
今好きな人のことで悩んでいるらしく｣


カカシ｢･･･(あいつまだナルトのことを)｣


イルカ｢そんな冗談言ったのも

叶わない恋ばかりに疲れたと言ってました｣


カカシ｢･･･叶わない恋ばかり？｣


イルカ｢若いんだからまだまだ諦めるなんて早いですよね｣


カカシ｢そうですね｣


イルカ｢あ、そう言えば今好きな人は
近くて近くて･･･遠のけちゃった人らしいです

若いのにあいつも苦労してるんですよね｣


カカシ｢近くて近くて･･･遠のけちゃった人？



遠のけちゃった･･･って(ナルトは違うな


･･･いや自意識過剰だろうか



もしかしたら自分なのではなんて

期待があって)｣



イルカ｢カカシさん？｣


カカシ｢少し用を思い出しました

あ、最期の挨拶頑張ってくださいね〜｣


イルカ｢あ、ははは||||||(_ _｡)||||||｣






カカシ｢どこにいる｣



サクラ｢あれカカシ先生どこか行くんですか？｣


カカシ｢サクラ、A見てないか？｣


サクラ｢さっきまでいたような｣


シカマル｢あの人ならちょっと出るって受け付けの方行ってましたよ｣


カカシ｢ありがとう｣


テマリ｢･･･まーだやってんのかあの二人｣


シカマル｢恋愛ってのは大人でも上手くいくもんじゃねえらしい｣


いの｢あれ、この前ヒナタから両思いみたいだって聞いたのに･･･まだだったの？｣


サクラ｢え？そうなの？｣


シカマル｢色々こじらせてるな
めんどくせえ｣



サイ｢まぁ、大丈夫だよ｣


いの｢だといいけど｣







･･･






貴｢出番までには戻らないと･･･｣




桜が綺麗


ナルトとヒナタの結婚を

祝うかのように



咲き誇っている



前は


祝いたい気持ちと失恋の悔しさ悲しみが


ごっちゃごちゃで


お祝いなんてできなかった



カカシ先輩がいたから前を向けた


今は心から
祝っている




けど




ヒナタに言われて自覚した



カカシ先輩への思いはどう消したらいいのか分からない


会えば会うほど自覚してしまって



だから会わないようにしてたのに







貴｢流石にナルトとヒナタ様の結婚式だもんな

無茶か･･･

でもなるべくなら
カカシ先輩に会いたくない｣



カカシ｢え？｣

10→←8

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す