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33話・・・想い合い ページ38







貴「はぁー緊張してきたかも」


薫「姉さん、語学駄目だったよね?先が思いやられるのは僕だよ」

貴「頼りにしてます!薫〜」

薫「はいはい」


「おい!」


貴「え・・・」


薫「先行ってるよ〜」


貴「あ、うん」


千景「ハァハァ…

なんで何も言わない」


貴「言う必要があったでしょうか」


千景「・・・」


貴「なんで来たんですか」


千景「あいつが教えてくれた」


貴「あいつ?・・・総司?」


千景「ああ・・・

前にも色々言われたことがあった
それから考えて

俺なりに行動したつもりだ」


貴「・・・」


千景「俺はお前が幸せならば
それ以上を望まないと
無理に嫁にはしないと

そう言った

けど

何度諦めようとしても
俺にはお前しかいない」


貴「・・・何を言って」


千景「あいつが言っていた


お前は俺の事を一番に考えていると


なら、俺から離れないでくれ」



貴「・・・貴方は風間の茶道家として
これからを担う方です

許嫁がいて
来年にはご結婚なさると聞きました

私のせいで道を外して欲しくない」


千景「家は継ぐ

だが、結婚はあいつとはしない
元々お互いに結婚するつもりはなかった

これからはお互いに
馴染みとして付き合っていくつもりだ

結婚の話は一度世間にも漏れたが
全て無かったことにした

俺の隣はお前しかいらん」


貴「


嬉しいです


すごく嬉しい

私も貴方がいい


でも、怖いんです


貴方をまた失うかもしれない
失ったら

もう立ち直れない


だから逃げる私を許して下さい」


千景「っ行くな」


貴「・・・ごめんなさいっ」



逃げるように
飛行機へと乗り込んだ




千景「そこまで思われていたとはな・・・


こんなに思われていて諦めるわけないだろう」







・・・




薫「何、終わったの?」


貴「うん」


薫「別に今日行かなくても
学校は一週間後からなのに」


貴「いいの」


薫「無理しないでよ?」


貴「うん」









・・・





それから一年



何事も無かったかのように


過ぎていった





千景「・・・」




千暁「本当に行くの」



千景「ああ」



千暁「ほんと一途ですよね」



千景「俺をあんなにも愛せるのはあいつだけだ
あいつをこれ程愛せるのも俺だけだ」


千暁「ほぉーあついあつい」


千景「留守を頼んだ

お前のことをさぞ自分の子のように気に入っているからな」


千暁「ありがたいですね

人は面白い」

34話・・・外国鬼?吸血鬼?→←32話・・・決めたこと



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(プロフ) - 日鞠さん» こちらこそ読んで頂きありがとうございました! (2018年12月30日 16時) (レス) id: 56fbdf1421 (このIDを非表示/違反報告)
日鞠 - とても素敵なお話でした!ありがとうございました! (2018年12月30日 15時) (レス) id: ec1daa9170 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2018年4月16日 22時

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