31話･･･繰り返すなら ページ36
･
千景｢何が言いたい｣
総司｢･･･
僕的にはこのままAと結婚して
仲良く添い遂げれるならその方がいいんだけど
この前僕の所にAを送ってきたでしょ
最初は本当に僕を選んでくれたって思ってたけど
何処か上の空で
Aはね
いつでもあんたの事を第一に考えてる
いいたかったのはそれだけ
じゃ｣
千景｢･･･｣
総司｢･･･(直接的な事は言ってやんない
手助けA為だから)｣
千景｢(俺の事を･･･どう言う事だ？)｣
･･･
貴｢･･･私はこれで
これでいい
千景様はまた好きだと言ってくれたけど
その気持ちだけで十分
幸せ
あの人の自由を奪い
失う悲しみをまた繰り返すくらいなら
別々に生きた方が幸せ
ね、千春さん｣
千春｢A様･･･お待たせしました｣
貴｢さ、行きましょうか･･･
色んな事を任せてしまってごめんね
子孫であるあなた方には感謝していましす｣
千春｢いえ、私達は･･･｣
貴｢･･･わざわざ風間家にまで
同行してもらって｣
千春｢ちょうど用事があったので｣
貴｢私があの人に残した物
残り全部
見つかる前に私が受け取りたくて｣
千春｢お着物以外に何を？｣
貴｢刀と簪｣
千春｢刀は･･･童子切安綱ですか｣
貴｢ええ
もうあの人にはいらない･･･
それに人の世界では銃刀法違反ですから
飾りですがね｣
千春｢簪とは？｣
貴｢私と千景様が唯一お揃いで
お互いに贈りあった
最初で最後のプレゼント
私の簪と
千景様の腕輪が同じ柄だったの
あの頃腕輪なんて珍しかったけど
最後まで身につけていてくれた物だった･･･｣
千春｢･･･お二人は思いあっていたのですね
なのに何故今度は諦めてしまわれるんですか
お二人のおかげで我々はいます
できることなら協力したい所存です｣
貴｢･･･さっき聞いた通りだよ｣
千春｢･･･｣
風間家
千暁｢これが童子切安綱と
簪と腕輪です｣
貴｢童子切安綱は千景様に見つからぬように
しまって下さい
簪と腕輪は受け取ります｣
千暁｢分かりました
しまっておきます｣
貴｢ありがとう
お二人共本当にありがとうございました
お二人には言っておきます
私少しの間日本を離れます
全て整理付けたいし･･･｣
千暁｢！
そうですか
手紙送りますね｣
千春｢いつ行かれるんですか？｣
貴｢明日｣
千春｢明日！？｣
貴｢うん｣
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千(プロフ) - 日鞠さん» こちらこそ読んで頂きありがとうございました！ (2018年12月30日 16時) (
レス) id: 56fbdf1421 (このIDを非表示/違反報告)
日鞠 - とても素敵なお話でした！ありがとうございました！ (2018年12月30日 15時) (レス) id: ec1daa9170 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千 | 作成日時：2018年4月16日 22時
