森に眠る芸術家六＊コラボ番外編＊ ページ10
子供達の証言により、鬼灯達のアリバイが証明され
刑事達は再び頭を悩ませる。
「動機と言えば、坂本さん。アンタ田中さんに会社の会長である父親の不正で脅されていたらしいじゃないですか」
「それを言えば宮端くんも田中さんに絵を持ち込んでは散々な事言われているじゃないか！」
「何を言うんですか！第一、上村さんも田中さんに金を借りているの知っているんですからね」
それぞれの恨みを暴露し合う３人の姿に桃太郎は
「人間って怖い…」
と呟き、白澤は「ピンチになると本性が出るからね〜」と返した。
コナンは田中の遺体の周りを調べて回り、小五郎に拳骨をされて追い出された。
とある可能性を感じ、近くの鑑識の人を掴まえ、耳打ちをした。
「え？毛利さんが？」
「うん。あ！高木刑事〜！」
阿笠は辺りを見回して哀に話しかける。
「子供達の姿が見えないんじゃが…」
「え？」
「ん…」
Aは目が覚めると頭痛で顔をしかめた。
暗闇で突然捕まって薬品をかがされて眠らされたのだ。
しかも体を縛られてどこかに閉じ込められている。
「通気口…？」
狐に戻れば体積が縮んで縄から抜けるだろうと思い変化を解こうとした時
足元からガチャリと音がした。
「いたー！」
「引っ張りますよ！」
子供達の声がした後、数人の手がAの足を掴んで通気口から引っ張り出した。
「縄を解きます」
警察の人がAの縄を解く。
「この通気口、ソファーで隠されていたから警察の人も気づかなかったんだね」
「ソファーを数メートル動かした跡がありますし、ネジも点けられていなかったんで
あらかじめ外しておいてAさんを隠してネジをつけずにまたソファーで隠したんでしょう」
「それならあんまり時間がかからないもんな」
「見つけてくれてありがとう」
「我ら少年探偵団無事Aさんを保護いたしました！」
高笑いをする子供達をAは微笑んで見つめた。
「鬼灯さん、死んだ田中さん本人から聞けないんですか？」
「あの方はとっくにお迎え課に連れて行かれました。
聞こうにも周りの目があったので聞けませんでしたし…
それよりAさんの居場所ですよ」
「ふにゃあ」
奇妙な声が聞こえ、皆がその声のほうを注目すると小五郎が床に座っている。
「眠りの小五郎だ！」
桃太郎達は周りから小五郎は眠ると見事な推理を披露するのだと話した。
「そんな珍妙な人間がいるのか…」
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鈴(プロフ) - とーとばっくさん» 読んでいただき、ありがとうございます。自分のペースで更新頑張りたいと思います。 (2020年7月20日 15時) (
レス) id: b29c9bf4f3 (このIDを非表示/違反報告)
とーとばっく - とても面白かったです!これからも無理のない程度に更新頑張ってください!応援してます! (2020年7月20日 6時) (レス) id: 10c7904400 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十五
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時：2020年7月2日 3時
