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子狐に異変が起こりました。 ページ42

「白澤様、どういうことですか?」

店に戻り、Aをベットに寝かせると、

桃太郎は白澤に問う。


「まず、狐のには善狐と野狐と分けられて、さらに妖狐には段階と位があるんだ

 1〜100歳は阿紫霊狐。普通の狐だよ。

 100〜500歳は地狐

 500〜900歳以上は仙狐または気狐

 1000歳から天狐

 3000歳から空狐。

 他にも妖狐は色によって分類もされる」

「妖狐にも色々あるんすね…」


「大体の妖狐は地狐だよ。野狐はこれ以上年を重ねてもそれ以上の位には行けない。

 地狐以上の位に行けるのは限られてる。

 ちなみに、妲己ちゃんも地狐の位置だよ。

 阿紫霊狐は50歳から修行が始まって、中国の太山娘娘の試験を受けて、仙術を学んで、

 人の姿になる方法、次に鳥の言葉、人語を学んだりするんだ。

 こんちゃんは本来修行という所までいってないけど、僕の妖力、教育で

 人に化ける方法と人語は出来る。

 力は地狐くらいあるし、分類もややこしくて、

 拾われたこんちゃんは普通だったら野狐、

 だけど僕の神の妖力で善狐と野狐の中間のポジションなんだ」


白澤の説明に桃太郎は頭を抱える。


「えっと…頭が追いつかない…」

「こんちゃんは普通の妖狐とは違う。

 恐らくこんちゃんは修行で身に着けるはずだった妖力を溜め込んだり放出したりする体作りが出来てなかったのに、僕の妖力を操ったりしたから、体が耐え切れなくなって休んでいる状態に入ってるのかもしれない」

「じゃあ、その休んでいる状態が終わったら目を覚ますんですか…?」


桃太郎の質問に白澤は「わからない」と答えた。


「そんな…!」

「僕も初めてのことだから、どうなるかわからない。

 体に巡る妖力の波も今までより激しい。

 もしかしたら、もう体と妖力が上手く回らなくなって…」

「それって死ぬってことですか……」


黙ってしまった白澤に桃太郎はぎゅっと拳を握り締める。


「俺…そんなの認めませんから…」

「…………」




そんな会話がされる部屋の外。

部屋の扉の前で、仕事終わりで駆けつけた鬼灯が話を聞いていたのだった。



「……………」

子狐目が覚めません。→←子狐とお祭りの終盤。



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moo(プロフ) - とにかく可愛くて面白かったです!銀魂コラボも最高でした! (7月30日 2時) (レス) @page50 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - しあ。さん» テンションがエグくなってしまいましたか(笑)喜んでもらえて嬉しいです。 (2018年7月22日 23時) (レス) id: 4d9d345d17 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 霊夢どうふさん» 一体どんな対応を受けるんでしょうかね(笑)タジタジしてそう (2018年7月22日 23時) (レス) id: 4d9d345d17 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 埴輪さん» 拍手をもらえるなんて!嬉しいです! (2018年7月22日 23時) (レス) id: 4d9d345d17 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 銀桜九尾さん» 銀魂人気ですね(笑)喜んでもらえて嬉しいです。 (2018年7月22日 23時) (レス) id: 4d9d345d17 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:十五 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php  
作成日時:2017年12月2日 16時

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