迷子への対応がわからねえ！！その壱・コラボ番外編 ページ35
いつもの平和な日常。
薬草をつむ桃太郎と白澤の近くでAも遊ぶ。
「たおたろー」
Aに名前を呼ばれ、桃太郎が「どうしたの？」と振り向く。
「これ何？」
Aが指さすのは大きな穴。
中を覗けば、下の現世までが見える。
「うわあ！何だこれ！危ないから近づくなよ」
「どうしたのー？」
と白澤も二人に近づいて穴を見る。
「うわ…あれか…」
「何か知ってるんですか？」
何か知っている様子の白澤に桃太郎は問う。
「あのクソ鬼補佐官が掘った穴だよ…僕昨日落ちてね…」
「ああ。だから昨日ボロボロで帰ってきたんですね」
「クソ鬼補佐官が何ですか」
背後から現れた鬼灯に白澤は拒絶反応で吐血した。
「お、お前ええ！急に現れるなよ！！」
「昨日の穴を埋め忘れたのを思い出しましてね」
「白澤様をどうしようが勝手なんですけど、落とし穴はAも危ないからやめてください」
「桃タロー君！？僕もよくないからね！？」
鬼灯は「煩わしい…」と白澤の頬を掴み、白澤も鬼灯に蹴りをいれる。
ギャアギャアと騒ぐ大人の背後でAは穴を覗き込んで現世を見ていた。
「いいから離せよぉぉ！」
「そうですか」
離れよう暴れていた白澤を鬼灯はパッと手を離し、
急に離された勢いで白澤は「え？」と後ろに倒れる。
「あ」
「あ」
ドンッ
倒れた白澤の背中が穴の前にいたAの背中にぶつかり。
「あ」
押されたAは穴の中へと落ちた。
「A−−−−！！」
慌てて穴の中を覗いた桃太郎だが、もうすでにAの姿は見えなくなっていた。
バサバサバサバサバサー！！
落ちたAは大きな木の葉っぱがクッションになり、そのまま木の下の軽トラの荷台へと落ちた。
軽トラの運転手は衝撃と音に疑問に思ったが、気にせず車を走らせる。
葉っぱにまみれたAは何が起きたのか理解できず、呆然。
ふとAが我に返ったときには落ちた場所よりかなり離れた所。
軽トラが止まっている間にAは荷台から降りる。
そこはどこかの敷地内の中みたいだった。
「いやーすいません遠くから」
声にびっくりしてAは物陰に隠れる。
声をかけられたのは軽トラの運転手のようだった。
「直すのは体育館倉庫の屋根でしたっけ」
「ええ。Z組の生徒が破壊しましてね」
自分の方に歩いてくると気づいたAは狐の姿に戻り、慌てて建物の裏へと逃げた。
「今のは狐…」
「ですかね…？」
迷子への対応がわからねえ！！その弐・コラボ番外編→←子狐とファースト…？
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moo(プロフ) - とにかく可愛くて面白かったです！銀魂コラボも最高でした！ (7月30日 2時) (
レス) @page50 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - しあ。さん» テンションがエグくなってしまいましたか(笑)喜んでもらえて嬉しいです。 (2018年7月22日 23時) (レス) id: 4d9d345d17 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 霊夢どうふさん» 一体どんな対応を受けるんでしょうかね(笑)タジタジしてそう (2018年7月22日 23時) (レス) id: 4d9d345d17 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 埴輪さん» 拍手をもらえるなんて！嬉しいです！ (2018年7月22日 23時) (レス) id: 4d9d345d17 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 銀桜九尾さん» 銀魂人気ですね(笑)喜んでもらえて嬉しいです。 (2018年7月22日 23時) (レス) id: 4d9d345d17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十五
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時：2017年12月2日 16時
