子狐岩姫に会ってみました。 ページ33
「Aさん。木霊さんの森へ行ってみませんか」
というお誘いでAは木霊さんの森へ遊びに行くことに。
「おや、貴女がAさんですか。はじめまして」
「はじめまして」
木霊はAを見てニコニコとする。
「可愛らしい子狐さんですね」
「ところで、最近花粉や岩姫のほうはどうですか」
鬼灯は先日会った岩姫のことを尋ねてみる。
「ああ、まあパーティーも終わってますし、鬼灯様に会ってから少し落ち着きました。
え、まさか鬼灯様も気に入ったんですか？」
「いえ、今日は岩姫にAに会ってもらいたくて」
「え？大丈夫ですかね…」
「岩姫様ー！」
木霊に声をかけられ、岩姫は「なーにー？」と振り向くと、
鬼灯の姿が視界に入り、緩んでいた顔が乙女の顔となる。
「あ…鬼灯様…今日は一体どんなご用件で…」
「実は紹介したい人がいましてね」
Aの姿を見て岩姫は「え…」と固まる。
「ま、まさかその子は鬼灯様の隠し子…」
「いえ、違います」
それを聞いて岩姫はホッと安心した顔をする。
「この子と仲良くなってもらいたくて」
「この子狐ちゃんと？」
「えっと、よくわかんないけどよろしく」と岩姫が手を差し出すと、
Aは見惚れており、「よろしくお願いします」と手握った。
鬼灯様は一体この子と仲良くさせて何を考えているのかしら…
ハッ！もしや母性チェック！？
と岩姫は考えていると、
「これどうぞ」
とAは近くでとってきた果物と花を岩姫に差し出す。
「あらありがとう」
とお礼を言って受け取った後、「でも、花にも一応命があるからあまりむしらない方がいいわよ」と頭を撫でた。
Aは照れたように「はい」と返事をする。
か、可愛いわね…
「でもさ、もっと綺麗なお姉さんと遊ぶほうがいいんじゃない？」
「いえ、Aは岩姫様のお顔大すきです」
Aの純粋な笑顔に岩姫のハートがズキューン！と撃ち抜かれる。
「そんなに褒めても何も出ないわよ！
それより、このお菓子食べてもいいわよ！」
その様子を木霊と鬼灯は少し離れたところで見ていた。
「あの子、岩姫様のことが気に入ってるみたいですね。
でも、どうしてあの二人が仲良くなれるって思ったんですか」
「岩姫って、Aを育てている桃太郎さんに似てるんですよね。輪郭とか」
「桃太郎さん…」と呟いた木霊は少し考えてから顔を思い出して「あー…」と納得した。
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moo(プロフ) - とにかく可愛くて面白かったです！銀魂コラボも最高でした！ (7月30日 2時) (
レス) @page50 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - しあ。さん» テンションがエグくなってしまいましたか(笑)喜んでもらえて嬉しいです。 (2018年7月22日 23時) (レス) id: 4d9d345d17 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 霊夢どうふさん» 一体どんな対応を受けるんでしょうかね(笑)タジタジしてそう (2018年7月22日 23時) (レス) id: 4d9d345d17 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 埴輪さん» 拍手をもらえるなんて！嬉しいです！ (2018年7月22日 23時) (レス) id: 4d9d345d17 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 銀桜九尾さん» 銀魂人気ですね(笑)喜んでもらえて嬉しいです。 (2018年7月22日 23時) (レス) id: 4d9d345d17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十五
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時：2017年12月2日 16時
