子狐と桃太郎ブラザーズ。 ページ12
「桃太郎ー！！」
と走ってきたのは可愛らしい白い犬。
「シロー！！」
桃太郎も嬉しそうにその犬の名前を呼んだ。
その後ろからさらに猿と雉も続いて現れた。
「柿助にルリオも元気にやってるか」
「おう」
「今日来るって聞いたんだ」
3匹は桃太郎の後ろにいるAに気がつく。
「桃太郎、その子誰？」
「ああ、今お世話してる子なんだ」
「その子も桃から生まれたの？」
「おい、頭や後ろを見ろ。どう見ても違うだろ」
シロのアホな質問に代わりに雉のルリオが答える。
「狐の子だよ。今は人間に化けてるけど、元は普通の狐なんだ」
「じゃあ狐から生まれたんだ！」
シロの脳内には狐が半分に割れて子狐が出るところを想像する。
「ん〜〜…言ってることは正しいんだけど、想像が違うな」
「てか、軽くホラーだろ」
「A、昔俺のお供をしてくれた犬のシロと、猿の柿助、雉のルリオだよ」
「よろしくー！」
シロは尻尾を振ってAに挨拶したが、Aは「うん」と桃太郎の後ろでうなずくだけ。
「ごめんな。他の獄卒の人達に会うのは初めてだから緊張してるんだよ」
「そうなんだ。あっ桃太郎！今日お昼ごはん一緒に食べよー！！」
「食堂の飯結構うまいんだぜ」
「いいな！」
桃太郎がシロの頭を撫でていると、
「えっ？えっ？」
グイー！っとAは桃太郎の袴を引っ張ってシロから離した。
そして桃太郎の足にしがみつき、
「Aのっ！！」
ムスーっとしたAにその場の一同はキュンとする。
「父性って初めて感じた…」
唐瓜はそうポツリとこぼした。
「Aさん見てください！ほらほらほら！！」
鬼灯はお腹を上に寝ているシロのお腹を高速で撫でており、シロは恍惚とした表情をしている。
「ほらこんちゃん、ルリオばっかり可愛がっちゃうよ〜」
一方白澤はルリオを抱いて撫でている。
「邪魔しないでください」
「お前こそ何必死になってんの。ぷぷっ」
ガンッと鬼灯の金棒が白澤の頬にめり込んで吹っ飛ばした。
「貴方のような教育に悪い存在に言われたくないんですが」
「この暴力鬼！お前こそ教育に悪い存在だよ！！」
再び始まった白澤と鬼灯の言い合い。
二人は睨み合ってバチバチと火花を散らした。
「私は教育に悪くないですよね！？」
「僕は教育に悪くないよね！？」
白澤と鬼灯は同時に桃太郎に向かって問う。
「いや、あんたら両方教育に悪いんでやめてください」
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moo(プロフ) - とにかく可愛くて面白かったです！銀魂コラボも最高でした！ (7月30日 2時) (
レス) @page50 id: e3fdbdb203 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - しあ。さん» テンションがエグくなってしまいましたか(笑)喜んでもらえて嬉しいです。 (2018年7月22日 23時) (レス) id: 4d9d345d17 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 霊夢どうふさん» 一体どんな対応を受けるんでしょうかね(笑)タジタジしてそう (2018年7月22日 23時) (レス) id: 4d9d345d17 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 埴輪さん» 拍手をもらえるなんて！嬉しいです！ (2018年7月22日 23時) (レス) id: 4d9d345d17 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 銀桜九尾さん» 銀魂人気ですね(笑)喜んでもらえて嬉しいです。 (2018年7月22日 23時) (レス) id: 4d9d345d17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十五
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php
作成日時：2017年12月2日 16時
