【おそ松さん】六つ子に死ぬ程愛されてるのは貴方だけ (ページ10)

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思い出しそうなこと。ページ10

「はぁっ、はあっ・・・」

やっと銭湯に着いた・・！！

いきなり息が上がった人達が来て、びっくりしたと思う。定員さんごめんね。

お願いだからそんな変な目で見ないで。

一松「なんとか逃げられた。」

十四松「かけっこちょー楽しかった！また帰りもやろーよ！！」

A「えっ・・・！？」

かっ、帰りもはちょっと。
私が死んでしまう・・・。

一松君も「それはちょっと・・・。」って言った。だよね！！よかったぁ、仲間がいた！

一松「とにかく銭湯に着いたけど、まだ兄さんたちが来るの時間かかるし、ここにいても迷惑になるし・・・。先に入っちゃうか。」

A「でも、いいのかな？」

そう私が言うと、「・・・なに。俺たちが怒るとでも？俺らの事信用できないの」といわれて。

A「じゃあ・・・・行ってきます。」

私は《女湯》と書いてあるドアを開けた。

ーーーー

A「よっと・・こんな感じでいいかな。」

服を脱いで、準備ok。
脱衣所は人があんまりいなくて、安心できる。

そういえは、混まない時間を狙って来てるんだっけ。

A「(トド松君にニット帽ちゃんと返さなくちゃな)」

そんなことを考えながら浴場に来て、私は感嘆の声をあげた。

A「すごいっ・・！」

広いし、雰囲気も良い！！

A「体洗お・・・ってあっつ！？！！」

早速シャワーで体を洗おうと思うと、出てきた水はすっごい熱かった。

そういえば、ここのシャワー熱いからお湯を出すときは水と一緒に出さなきゃいけないんだった。

A「もー、私！ドジなんだかr・・・」

え・・・まって。

私は今気付いてしまったことに動揺した。

・・・なんで、シャワーが熱いってこと《知ってた》？

そういえば、走って銭湯に来た時も道案内されてないのに迷わず来れた。

普通はこんな事知らないはずなのに。
銭湯に来たことなんて初めてなのに。

おかしい。何かがおかしい。

なんなの？？どうして・・？？

A「ッ・・・！頭痛い。」

頭も痛くなってくるなんて最悪だよ・・。

A「・・・苦しいっ・・」

切ない。胸がギュって締め付けられて・・・

・・・私はとどめなく溢れてくる涙をどうすることもできなかった。