桃色の罪 7 ページ27
A「生命保険、ドナーの紙と・・?後なんだっけ?」
私はカッターを片手に呟いた。
ここは公園。今はカバンの中の物をチェックしているところ。
・・・・ねぇみんな。
おかしいと思う?
私が計画しているこの作戦が。
愛する人のために命を捧げるのは、おかしいかな??
でも、私は迷わないの。
家族には、トト子お姉ちゃんが居てくれる。
だからきっと大丈夫。
松野家にもさっき行ってきた。
とっても良い家族だったよ。
たしかトッティって呼ばれてたんだよね。
・・・あなたには居場所があるんだから。
しっかりそこに戻らなきゃ。
みんな待ってたよ、トッティ。
あなたは、勘違いしているの。
みんな、後悔してたよ。
A「さてと。そろそろ行きますか!」
私はカッターを握る手に力を込める。
刺す場所、大丈夫だよね。
臓器に傷がついたりしないよね。
私、後悔してないよ。
「トド松君、だいすき。」
私は手を思い切り振り下ろした。
*..・**.・..,*
A「っはぁ!!はぁっ・・!!」
私はピンク色のソファーの上で目を覚ました。
A「っ、痛い・・・」
さっき刺したところが痛い。
「あ、目、覚ましたんだ?」
その声は聞き覚えがあって、私はびくりと肩を震わせた。
A「と、トド松君・・・。」
トド松「あったりー!凄いね!!過去の夢はどうだった?僕達恋人みたいな関係だったんだよー!」
えへへ、と笑うトド松君の顔は、さっき見た記憶と同じで・・・弱々しい。でも、優しい。
A「トド松君、私・・・いまのって!?」
質問する私に、「無理してしゃべんなくて良いよ」とかつて私が言ったように言うトド松君。
トド松「いまから・・・しっかり説明するよ」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
5人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ナナメイ | 作成日時:2016年4月1日 22時