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桃色の罪 3 ページ23
〜トド松side〜
僕はその日、いつものように嫌だと泣きながら駄々をこねていた。
誰の言葉も信じるもんか。
兄さん達も僕に嘘をついたんだ。
どうせあんたもそうに決まってる!
・・・そうやって全てを否定し、遠ざけてきた。
手術のドナーを待ち続ける毎日。
手術をしたくない理由なんてたくさんある。
とにかく怖くて誰かに当たり散らす。
そんなふうな僕の『当たり前な毎日』は君が病室に来た事で本当にもろく、一瞬で終わった。
変に決めつけていた真実も
心になかった感情も。
君が掘り起こしてくれて、見つけてくれたからこそ、今の僕があるんだ。
だから。
『もうこれ以上傷つかないで・・。私に嘘はつかないで』
そうやってないてくれた君のために。
僕は禁忌を犯そう。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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作者名:ナナメイ | 作成日時:2016年4月1日 22時