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38:創造神 ページ9

暗くて、何もない。
花も、草も、風さえもない。
これが亜空間なのか。
幼少期のトラウマを思い出しそうになる。

アイ「A、大丈夫か?」

心配そうにアイクが見つめる。
そんなに怖がっているように見えたのか。

「ん、何とか。」
アイ「…無理は、するなよ。」

そう言って僕を撫でた。
何だか、勇気づけられた。

マリ「あれは……マスター!」

そこに倒れていたのは大きな右手。
創造神、マスターハンド。
しかし、彼もやられてしまうとは……

マス「君は……セイラだったね。そしてその隣は姉のA」
?「はい。」
「呼びました?」
マス「相手は強い、君たち女神でも止められない…」

女神?一体何が言いたいんだこの創造神は。
どうやらセイラちゃんもわかってない。

マス「そのうち気づくさ……自分たちの運命が」

そう言い残して、マスターは気を失った。

39:大敗→←37:突入



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作者名:和泉鏡華 | 作成日時:2014年3月22日 21時

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