なんとなく14話 ページ15
正直、戻りたくない。
息子といるという事はきっと、来年あの人の息子…ウチの弟がここに入るのだろう。
最悪だ。
こんな時に会いたくなかった。
また、日常を奪われるの?
??「……A」
「ひゃぁあ!?って、稲先輩!?何で!?」
稲「こちらへ走ってくるのが見えたのですよ。……何か、ありましたか?」
「そんな!何もないですよ!」
稲「そうですか?そろそろ本番始まるのでは?」
時計を見ると本番30分前だった。
「やっば!急がなきゃ!」
稲「本番、頑張ってくださいね。それと…」
「先輩?」
稲「あまり、無理はなさらないでくださいね?」
「先輩…」
稲「ほら、早くしないと!」
稲先輩は、きっと気づいているのかな。
そう思った。
ここでくよくよしてらんない。
早く行かないと。
例え、この先になにがあっても。
___本番15分前
「ごめんごめん!」
石田「ったく…何処に行っていた。」
「ちょっとね!ほら、早くしよ!」
真田「……何かあったのでしょうか?」
伊達「さぁな……」
とりあえず今からのステージを楽しまなければ。
シケた顔してちゃお客さんも楽しめないしね。
「軽音楽部さーん!本番でーす!」
何があっても、楽しまなければ。
___“続いて、軽音楽部のライブです”
拍手と同時に上がる幕。
ドラムのカウントで始まる音楽。
そして客席の中では、
ウチを睨む実の母親の姿があった__
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まっつん - 宗茂の格好に吹きましたwwwwwwwww (2016年1月18日 12時) (レス) id: 179b97f76b (このIDを非表示/違反報告)
和泉鏡華(プロフ) - 宵闇さん» コメントありがとうございますー!亀よりもナマケモノよりも遅い更新ですがこれからも頑張ります(`・ω・´) (2014年9月5日 13時) (レス) id: 694823d069 (このIDを非表示/違反報告)
宵闇 - 面白いですよ!これからもがんばってください! (2014年9月1日 21時) (レス) id: 7fd853bb3b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:和泉鏡華 | 作成日時:2014年8月11日 22時