トリセツ五十一 ページ6
夢主side
さてと、忠が走り去って行ったから私も行こうかな。ベンチから腰を上げ、第三体育館に向かった。
忠なら、きっと大丈夫。
「お待たs…何コレ」
体育館に入ってから思わず固まった。
木兎「おぉA、良いところに来た！頼む！助けてくれぇ！黒尾が！黒尾がぁぁ((赤葦「木兎さんちょっと黙って下さい」あかーし冷静！！」
鉄郎が床でうつ伏せになって、倒れている。そしてそれを囲むようにしゃがむ光太郎と京治。
「…どういう状況」
木兎「俺が悪いみたいなんだよ！！俺が！！俺が黒尾を殺したんd((「ややこしくなるのでマジで黙っててもらえませんか」ﾊｲ…」
「京治怖い。…で？何で死んでるの？」
赤葦「木兎さんが、Aが他の男に連れて行かれたとか誤解を招く言い方したから死んだ」
「あー」
鉄郎はまたそんなくだらないことで死んだのか。全くもう…
赤葦「機嫌とってよA。でないとクソ面倒くさ……練習ができないからさ」
黒尾「何か今聞こえた」
「…」
こういう時は鉄郎の方が世話焼けるんだよなぁ。どうしたらいいかな。
「鉄郎、鉄郎が1番好きよ。だから機嫌直して」
赤葦「何事もないように俺らの前で言っちゃうんだ」
黒尾「…心がこもってないからやだ…」
赤葦「…」ｽｯ
木兎「赤葦、拳！！拳下ろして！！」
「今回のは重症だなぁ。んー、どーすればいいんだろ」
木兎「あっ！こーゆーのって何かキスでもしとけばいいんじゃねぇの！？」
赤葦「いやあんた元凶なのによくそんなこと言いましたね。黒尾さん、ニヤニヤしてんのバレバレですからね」
あー、その手があったかー。
私は鉄郎に近づいてしゃがんだ。鉄郎が少し顔を上げて、こちらを見上げる。
赤葦「…え……マジでやんの？」
木兎「ヒューー！やっちm痛い痛い赤葦！！」
「やれって言ったのそっちじゃん。ちゅーしたら直る？」
黒尾「うんうんいやもう直るっつーか色々元気になっちゃうってゆーか」
赤葦「最低だ」
「じゃあハイ、ちゅー」
私がかがんで唇を近づけていく。その時、
月島「あの…ちょっと良いでs…失礼しました」
「「あーーー！！メガネ君待ってェェェ！！」」
「わっ」
眼鏡をかけ直して光の如く消えた月島を、勢いよく起き上がった鉄郎と光太郎が全速力で追いかけてった。
赤葦「…」
「ちゅーしなくてよかったのかな」
赤葦「うん。俺、あと0.5秒遅かったら黒尾さん殴ってたし」
「？へー」
何でだろ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 573人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Kyaaaa(プロフ) - みかんさん» こちらこそありがとうございます！笑これからもよろしくお願いします！ (2020年1月3日 20時) (
レス) id: 6ff64ceebb (このIDを非表示/違反報告)
みかん - すごく面白かったです！！ありがとうございます笑 (2020年1月2日 18時) (レス) id: fd8c51e0ba (このIDを非表示/違反報告)
Kyaaaa(プロフ) - 夜月─《 *無人* 》☆さん» ありがとうございます( ´艸｀)コメントすっごい嬉しいです！これからも頑張って書きますね(^з^)-☆Chu!! (2019年3月6日 23時) (レス) id: 245f281267 (このIDを非表示/違反報告)
夜月─《 *無人* 》☆(プロフ) - いやツッキー可愛いなおい。第3体育館組の絡み本当好き…ぼっくんかっこよき…更新頑張ってください！ (2019年3月6日 21時) (レス) id: 7f57af0fb7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Kyaaaa | 作成日時：2019年3月5日 12時
