孤爪姉のトリセツ【黒尾鉄郎】 (ページ37)

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トリセツ三十三ページ37

夢主side

ドバッと翔陽のスパイクが決まった。

灰羽「くっそ…！すっげ！」

「リエーフ！落ち着いてよく見れば追いつけるわ」

灰羽「うす！」

リエーフはあの身長だし反応も早い。次か次の次くらいには…

「！」

翔陽の攻撃。翔陽はリエーフを避けてAからCに飛んだ。

リエーフに止められると思って避けたのね。

でも、

ドドッ！

「「「！！」」」

リエーフは止めた。期待通りだわ。いや、期待以上ね。

灰羽「ッシャァァァ！！」

山本「ナイス！よく止めたなぁ！」

灰羽「あッス！！」

そしてリエーフはバッと私を見た。
あっ、どうだ見たか、って顔してる。

子供みたい。可愛いな。

「ナイスブロック。カッコいいわリエーフ」

灰羽「ッ！！おっっしゃぁぁあ！！Aさんに認められたぁぁ！！」

「カッコいいって言っただけよ。どんなスパイクでも完璧に止められるまでは認めない」

微笑むと凄い勢いでガッツポーズしたリエーフ。まるで公式の大会で優勝したみたいな喜び方…

灰羽「でも、カッコいいのは嬉しいッス！あッス！」

黒尾「オイコラ、リエーーフぅぅぅ？」

灰羽「ゲッ！！黒尾さんっ！！」

黒尾「この俺を差し置いてAちゃんに褒めらr((夜久「ん゛っん゛ん！！！」よっしゃあ！もう1本とるぞお前ら！」

研磨「ホント馬鹿」

はぁ全く…
まぁおかげで毎回、雰囲気は上々なんだけどね。