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「いい？いい！？ ステイよステイ！！絶っっっっ対にその手をグーにしないでね！！？？」
痣の『え〜〜？どうしよっかな〜』
「そう、そのまま！その状態のまま大人しくそれを渡しなさい？？」
痣巳『ん？』グシャ
「ア"ァ"ァ"ーーーーーー！！？？」
鬼にしてはなんとも可愛らしい笑顔でクッキーを握りつぶした。私はその笑顔を今すぐ捻り潰したい。
あぁ....あぁぁぁ......！！せっかく今日も放課後に食べようと楽しみにしてたのに......！！
パラパラと目の前で無残な姿になったクッキー
あまりのショックに鬼の前でありながら地面に膝をついてしまった。
あぁ、朝渡してくれたフロイド君の笑顔が頭を過ぎる
痣巳『アッハハハハ！！無様だねぇ！！』
デュース「オイ、Aはなんで膝ついてるんだ！？」
ユウ「楽しみにしてたクッキーを粉々にされたらしい」
エース「今この状況でクッキーかよ！？」
「クッキー....クッキー.....あぁ、私のクッキー...,」
まるで呪いでもかけそうな勢いで呟く
ごめんよフロイド君。せっかく私のために作ってくれたのに、クッキーはもう帰らぬモノとなったよ......
痣巳『ッハァー、よく笑ったあ。』
鬼は笑い疲れたのかヒィーヒィー言いながら息を整えている
そして再び馬鹿にしたような声色で私に言い放った
痣巳『しかしまぁ、鬼殺隊一の強さを誇るあの黒柱がこんなお菓子ごときで弱くなるなんてねぇ？』
「.......」ピクッ
痣巳『ハハッ、鬼殺隊も落ちたものだよ。こんなんだと僕には勝てないよ？って言っても、今この時点で頸を斬れていないからもう無理なんじゃないかな〜』
「.........て......た」
痣巳『ん？なに？？聞こえないんだけど』
「お前、今お菓子
________ドクンッ
痣巳『っ！？』
聞き捨てならない言葉が聞こえ、さっきまで私の心を占めていた悲しみはス....と消えた
そしてだんだんと増えていく怒りが私の中を暴れまわる
今まで地面に下げていた目を鬼に向けると、冷や汗をかいて酷く怯えていた
エース「あ！コイツらの動きが止まった！！」
ケイト「チャンス！ 今のうちにさっさと気絶させるよ！」
デュース「ていうか、なんかすげぇ震えてるけど....大丈夫か？」
痣巳『なっ』
鬼はしまった！という顔をした
急いで手を組もうとするが、私は刀を振るってその行為を妨害した
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芽郁 - このお話とても面白くって何回も見ちゃいました！笑 続き楽しみにしています！ (2022年2月15日 10時) (
レス) id: e0f7f7a199 (このIDを非表示/違反報告)
Sonia(プロフ) - お餅モチモチさん» 閲覧ありがとうございます！楽しんでいただけたら幸いです！超スローペース更新ですが頑張ります！ (2021年7月29日 6時) (レス) id: 5d50facb78 (このIDを非表示/違反報告)
お餅モチモチ - 初コメ失礼します!面白いです!更新頑張ってください! (2021年6月21日 0時) (レス) id: d5b7ff9b70 (このIDを非表示/違反報告)
Sonia(プロフ) - ずんだ餅さん» なんと嬉しいお言葉...！楽しみにしてくださり、ありがとうございます！更新は遅くなってしまいますが、少しでも楽しんでいただけるよう頑張ります！ (2021年5月17日 18時) (レス) id: 5d50facb78 (このIDを非表示/違反報告)
ずんだ餅(プロフ) - おかえりなさい！楽しみに待っていてよかったです！これからも更新頑張ってください。楽しみに待ってます！ (2021年5月17日 8時) (レス) id: 20ed5c9ff5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Sonia | 作成日時：2020年6月23日 8時
