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落下する際、リクオと目が合い、落下する私を助けようとするのが見えたが、私はそれを止める。
こんな高さ、落ちたところでなんの問題もない。



音なく着地し、リクオはつららの元へ行ったらしい。
妖怪なのだからあの高さは何の問題もないというのに。



「さっすがA姫ちゃん。綺麗に着地したやん」

「…バカにするのも貴様、大概にしろ」

「そんな怒らんでもええやん」



秀元はくすくす笑いながら私の隣に立つ。
こやつは本当に人を馬鹿にするのが好きだ。
自覚があるのかないのかは知らんが、昔からそうだった。
あの是光もこんな弟には心底腹を立てまくったことだろうに。



「なぁリクオ!!あれか!?あの女か!?
もしかしてあれが助けたいっつってた超絶美人の友達ってやつかい!?絶世の美女じゃねぇか!!!」

「絶世の美女なのは知ってるが、助けたいっつってたのは違う」

「え?んじゃそっち?」

「いや、あっちだ」



リクオに指さされたのは、転校生。
転校生は竜二に抱えられていたものの、重い。などと言われて実の兄にぶん投げられる。



「アレが……」



リクオが何を言ったのかは知らないが、何故か本家から出た時にはいなかった妖怪たちはどこか残念そうな顔をしていた。



「面白い子らや」

「あんた…秀元っつったな。
じじいの知り合いなんだな」

「リクオ」

「よぉ、Aちゃん。あんたも来てたんだな」

「清継が京都に行くと騒いでいたからな。
守るすべを持たぬ人間をこんな場所に放り投げるのは流石に放っては置けん」



そう言ったら、リクオはニッと笑う。



「ああ。Aちゃんがいてくれただけで安心だ」

「A姫ちゃん、孫くんに名前呼びされてん?
おばあちゃんやないんやね」

「殺すぞ」

「死んでるで、ボク」



リクオは秀元を呼ぶと、話を戻すようにさっきのような表情から真剣なものへと変えた。



「なぁ、オレたちの因縁のこと…
知ってんなら教えてくれ。
オレは…その因縁を断ちに来たんだ!」

「秀元?十三代目秀元……そ…そーだ!!
"四百年前"一緒に羽衣狐倒した天才陰陽師じゃねーかぁ!!」



リクオについて来ていた納豆小僧は今更秀元に気づき、そう叫んだ。
……今更過ぎないか、納豆……



「思い出したぞ!!らせんの封印…京から妖を追い出すために"地脈"を結んで作られたってぇ〜最強の結界!
妖怪が京に入るにゃー、一つ一つ封印を解いてかにゃーいけねぇって総大将言ってたぜ!?」

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棘くん(プロフ) - 更新ありがとうございます!!! (2021年5月30日 16時) (レス) id: 187c3c8143 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 更新ありがとうございます!!早速読ませてもらいました!次も楽しみに待ってます!頑張ってください! (2021年5月30日 12時) (レス) id: 105efbdf0c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 紅葉さん» 紅葉様。応援ありがとうございます!これからもよろしくお願いします笑 (2021年5月30日 11時) (レス) id: 088474bcfb (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 更新ありがとうございます!これからどんな風に話が進むのか楽しみです!頑張ってください!! (2021年5月22日 18時) (レス) id: 105efbdf0c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ▼とある黒兎さん» 更新をお待ちいただきありがとうございます!ゆっくりですがちゃんと更新しますので、これからもご愛読くださいませ。 (2021年5月22日 18時) (レス) id: 088474bcfb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年11月12日 18時

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