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「京妖怪の力の源泉や。
何も知らずにふみいったら足元すくわれるしな…」
それはきっと、秀元なりの心配だったのだろう。
だが、それはリクオには、不要なこと。
「そうも心配せずとも大丈夫だ」
「え？なんでや？」
「言っただろう。
あれは私の孫だ。舐めるなよ、秀元」
「………ふふ、ホンマにA姫ちゃんってば死んで転生しても楽しい人やわ。
ぬらちゃんと結婚して拍車かかったんやない？」
「それは不愉快だな」
「あれ？」
一応褒めたつもりやったんやけどなぁ、と言いたげな秀元。
私はそんなに秀元を見てふん、と腕を組む。
「でもまぁ、とりあえずここにおったら奴良組の動向も聞こえてくるやろ。今は情報待ちやな」
「ああ」
「……あ、あのぉ、奥方様」
「なんだ」
「……話、大分戻るのですが結局なんで奥方様とこの式神さんと知り合ってるんですか？？」
「は？」
さっき説明し…………てないな。
京の都の公家の姫だったこととぬらりひょんの妻になったくらいしかちゃんと言ってない。
「…今でないとダメなのか？」
「ええやんええやん。話したるよ〜。
A姫ちゃんの昔話。
今から時は400年も前のこと───」
「死人が図に乗るな。ゴキブリのような髪をしおって」
「なんなん、それ。ごきぶり？？？」
「……確かに似とるわ。その髪」
「…そうね」
「え、そんなに似てるん？どんなやつ？」
こやつ、現代に呼び出されて有頂天になってるな。
私はそっと、ため息をこぼした。
(虫や、虫)
(虫？？？え？僕虫に似てるいわれたん？)
(現代の定番の害虫です)
(A姫ちゃん僕そんなんに似てへんやん)
(この触覚の話をしてるのだ、たわけ)
(いててて。引っ張らんといてや)
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棘くん(プロフ) - 更新ありがとうございます！！！ (2021年5月30日 16時) (
レス) id: 187c3c8143 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 更新ありがとうございます！！早速読ませてもらいました！次も楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2021年5月30日 12時) (レス) id: 105efbdf0c (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 紅葉さん» 紅葉様。応援ありがとうございます！これからもよろしくお願いします笑 (2021年5月30日 11時) (レス) id: 088474bcfb (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 更新ありがとうございます！これからどんな風に話が進むのか楽しみです！頑張ってください！！ (2021年5月22日 18時) (レス) id: 105efbdf0c (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - ▼とある黒兎さん» 更新をお待ちいただきありがとうございます！ゆっくりですがちゃんと更新しますので、これからもご愛読くださいませ。 (2021年5月22日 18時) (レス) id: 088474bcfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年11月12日 18時
