面倒な奴ら ページ12
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転校生とその身内との一悶着後、私は本家へと来ている
「いやあ！！いやや！！
なんで妖怪なんぞに治療されなアカンねん」
「こ…こら…」
転校生は全力で治療されることを拒否していた
それはもう見事な暴れっぷりである
「わたしも嫌です！！
でも若の御命令なんだからしかたないでしょ！！」
「何が若やっ…妖怪のくせにイケシャーシャーと学校に来て、滅したる…ガボォ━━━━━！！」
「ちょっとダマってて！！」
雪女と転校生のやり取りはなかなかに面白い
氷麗もやはり雪麗の娘
なんだかんだ似ている、黙らせ方などが特に
とはいえ……
「あ゛ぁ゛？…Aに、怪我をおわせた陰陽師が居るじゃとぉ？」
「へぇ。詳しく教えてくれ牛鬼」
こっちはこっちで背中に般若背負ったバカ2人が居る
あっちもこっちも何なんだ
牛鬼は宣言通り包み隠さずしっかりと詳細を伝え、首無も一緒になって詳細を伝えていて、私はどうやら逃げられないらしい
しっかり者の二人からの報告なのだ
ぬらりひょんたちは全て真実として受け止めるだろう
「A！！！！！怪我は！！！」
「とっくの昔に治っているが」
「どっちの腕じゃ！！！」
「左だ」
ズカズカと近づいてくると、ぬらりひょんは私の服の袖をガバリとめくり、かすり傷ひとつない手をさするように確認する
「……牛鬼が言うようには腕の殆どが焼きただれて血だらけだったそうじゃねぇか」
「一時はな。
だが、お前も私の力はよく理解しているだろう？」
「そういう問題じゃねぇ！
ワシはあんたにどんな些細な怪我でさえもして欲しくねぇんじゃ！
ましてやただの生活でできた怪我じゃなくほかのやつに付けられた傷なんぞ以ての外じゃ！！！」
「おいおふくろ！本当に大丈夫なのか！？」
「ああもう、うるさいのがまた来た」
思わず片手を頭にやった
「大丈夫だ、鯉伴。落ち着け。
私を案じてくれるのは嬉しい。
だが私の力をお前も知ってるだろう？」
「そういう問題じゃねぇだろ！」
「親子揃って同じことを言いおって……」
「おふくろの綺麗な体に傷残ってねぇよな！？」
「……息子が心配することか？？」
「母親の体を心配するのは普通だろ！」
………なんだか、もうよく分からない
一旦こやつらから離れるとしようか
「牛鬼、鴉天狗、首無」
「「「はっ」」」
「この大きな子供たちを抑えていろ。
私はリクオの元へ行く」
「あ、おい待つんじゃA！！」
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棘くん(プロフ) - 更新ありがとうございます！！！ (2021年5月30日 16時) (
レス) id: 187c3c8143 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 更新ありがとうございます！！早速読ませてもらいました！次も楽しみに待ってます！頑張ってください！ (2021年5月30日 12時) (レス) id: 105efbdf0c (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - 紅葉さん» 紅葉様。応援ありがとうございます！これからもよろしくお願いします笑 (2021年5月30日 11時) (レス) id: 088474bcfb (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - 更新ありがとうございます！これからどんな風に話が進むのか楽しみです！頑張ってください！！ (2021年5月22日 18時) (レス) id: 105efbdf0c (このIDを非表示/違反報告)
江(プロフ) - ▼とある黒兎さん» 更新をお待ちいただきありがとうございます！ゆっくりですがちゃんと更新しますので、これからもご愛読くださいませ。 (2021年5月22日 18時) (レス) id: 088474bcfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：江
| 作成日時：2020年11月12日 18時
