diary.12 ページ15
今日は最悪の寝起きだった。
体が冷たいと思い、起きてみると
外の雨が洞窟の中に入ってきていて
おまけに私が寝ていた場所に水溜まりが出来ていたのだ。
折角ツキヒコが創ってくれたというのに……
これでは会える訳がない。
今日は此所で過ごすとするか。
ナズナ「あ、そういえば……」
昨日書こうと思っていた、あの事について、
少し書いておこうと思う。
私は水溜まりから少し離れて
日記とペンを持ち、洞窟の壁に寄りかかってページを開いた。
『書こうと思っていた事』
それは私達、ドラキュラについてだ。
やはり何故か未来、誰かがこの日記を読むのかもと
考えるとこういう事も書いておきたかった。
いや、別に人間等どうでもいいが
何も知らずに怖がられるなんて面倒臭い。
どうせなら私達の事も書いといてやろう。
ナズナ「さて……どう書いてやるものか」
どしゃぶりの雨の音を聞きながらぼんやり
洞窟の向こうを眺める。
私はこうしている時間が結構好きだった。
私だけ取り残されてるようだが逆に言えば
これは私しか分からないのだ。
良い感じにいっているだけのようだが
それでも構わない。私の勝手だ。
ナズナ「そういえば…アザミ、こういう感覚だったのかな」
以前アザミに自分の過去について聞かせて貰った。
それはもう胸が痛む話で
人間の愚かさ、間抜けさ、儚さ。
もう一度理解することができた。
あの家にすむ前はアザミも洞窟で暮らしていたらしい。
きっと、同じ気持ちなんだな。
……寂しい。
シオン達とあった後だと
孤独感を強く意識させられた。
ナズナ「いかんいかん。早く書かなければ」
私はページに向き直り、ペンを走らせた。
ペンの音は雨の音にかき消されていく。
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飛真 - 亜夜茶さん» いえいえ！自分が誤解させるような言い方したのが悪いので…本当はリヴァイ好きなんです＾＾ (2014年4月29日 15時) (携帯から) (
レス) id: bc96abf6f9 (このIDを非表示/違反報告)
里小翔(プロフ) - 亜夜茶さん» そそそそんなっ！！そんなことをいってもらえるとは……！嬉しすぎて号泣してしまいます！！ (2014年4月29日 6時) (レス) id: 78e56a3429 (このIDを非表示/違反報告)
亜夜茶 - 里小翔さん» いえいえ、すごいですよ！私、この作品スキだな〜♪((ﾆｺｯ (2014年4月28日 23時) (携帯から) (レス) id: 1d74fcc99a (このIDを非表示/違反報告)
里小翔(プロフ) - ありがとうございます！オリジナル難しいんですよね……オリジナルじゃないんですけど(笑) (2014年4月26日 6時) (レス) id: 78e56a3429 (このIDを非表示/違反報告)
亜夜茶 - あの…ここの作品、面白かったです(*⌒▽⌒*) (2014年4月25日 23時) (携帯から) (レス) id: 1d74fcc99a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：里小翔 | 作成日時：2014年1月29日 20時
