∇lesson８ ページ9
ああぁ…
知らない人が三人も…
しかもすごく個性的な人達……
一番始めに突撃してしまった男子が
険悪な顔をしてさっき現れた男子を
ビシリと指差す。
このままじゃ分かりづらいので
初めの男子をオオカミ君、二番目をピーチ君、
最後の男子をドS君と呼ぶことしよう。
？「お、お前は瀬名泉！！なにしに来た！」
オオカミ君は随分ドS君が嫌いなのだろう、
やや引きぎみで名前を呼ぶ。
なるほど、ドS君は瀬名泉さんと言うのか。
瀬名さんはふぅと面倒そうにため息をついた。
泉「言っとくけど、俺はゆう君探してるだけだから。
そういう大神こそなにやってるの？
こんなところで、しかもこんなちんちくりんと
いるとからしくないじゃん」
オオカミ君……大神君はチッと舌打ちする。
次々と名前が明らかになる不可解な現象には
あえて触れないでおこう。
きっと誰かが「？」君ばかり書くのに疲れたのだろう。
大神「俺ぁ孤高の狼だ。
今から帰ろうと思ってたんだよ。
そしたらこの女が俺様に突進してきやがったんだ！」
姫宮「ちんちくりんって言うのも聞き捨て
ならないなぁ。
ちゃんと姫宮様って呼んでよね？」
泉「あーあーもう。話すの長いよ。
ていうかさぁ。さっきから思ってたんだけど…」
ふいに三人がくるりとこちらを向く。
さっきまで私に触れもしなかった(大神君は少しだけ)
癖に突然見られるとビックリしてしまう。
瀬名さんが三人の代表するかのように
口を開いた。
泉「アンタ、誰？」
今さらっすか
思わず喉まで出かかったが、
口にするとろくなことにならないと思ったから
ぐっと言葉を飲み込む。
プライドの高い人はあまり得意ではない。
私は自転車に鍵をかけて一応身だしなみを整えた。
あ「遊木Aです。
高校一年です」
泉「遊木っ？！」
一番敏感に反応したのは瀬名さんだった。
さっきまでだるそうにしてた目が今は
イキイキと、爛々と輝いている。
大神君と姫宮君も何も言ってはないが
目を見開いていた。
泉「もももっ、もしかしてゆうくん…
遊木真の妹ッッ？！」
あ「あ、はい…いつも兄がお世話になってます」
泉「……妹…ゆうくんの……」
ゆうくん？
そうえばさっきゆうくんを探してるって
言ったけどお兄ちゃんの事だったんだ。
…予想以上にこの人がめんどくさい人だと、
私は後々知ることになる。
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里小翔(プロフ) - ミュア☆ミュアさん» 本当ですか！なんだかやりきった感あります笑笑番外編がんばります！！ (2015年7月30日 21時) (
レス) id: 78e56a3429 (このIDを非表示/違反報告)
ミュア☆ミュア(プロフ) - 過去編の話泣きそうになりました。番外編の話もがんばって下さいね！ (2015年7月30日 21時) (レス) id: 7d2b816aaa (このIDを非表示/違反報告)
里小翔(プロフ) - いちごパフェさん» ありがとうございます！過去編泣きそうなんですか？！笑笑泣くかは分からないですけど主人公とクラスメイトとの関係が書けたらいいなぁと思ってるので！！(笑)コメントありがとうございました(*^▽^*) (2015年7月30日 15時) (レス) id: 78e56a3429 (このIDを非表示/違反報告)
いちごパフェ(プロフ) - 続きが気になります( ´ ω ` )過去編、泣きそうです… (2015年7月30日 9時) (レス) id: c194704685 (このIDを非表示/違反報告)
里小翔(プロフ) - 桜姫さん» ありがとうございます！合宿ならばとお風呂シーンを入らさせてもらいました！応援ありがとうございます！頑張ります！ (2015年7月29日 21時) (レス) id: 78e56a3429 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：里小翔 | 作成日時：2015年6月23日 21時
