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「ッ！？」
突然後ろから掛けられた声にビクン！ と体が跳ね上がった。
何とか声を我慢できたお陰で
舌打ちをした跡部先輩が無事屋上から姿を消したのが見えた。
それを確認して、体をのそりと起こして声のした方を見れば、
塔屋に寝転んで肘杖をついてこちらを見ているのは1人の男。
……あれ、この人どっかで見たことある気がする。
ふわふわの髪に、気だるげな瞳。
大きく口を開けて欠伸をかます彼は寝ぼけ眼で私を見つめてくる。
「あ、えっと、ちょっと鬼ごっこしてて」
「あ〜そうなんだ〜。頑張ってねえ」
「あ、ありがとうございます……
あの、貴方はここで何をなさってるんです……？？」
「ん？ あぁ、俺は見ての通り昼寝だよ〜」
ここ、陽が当たって気持ちいいんだよね〜と
終始間延びした声で話す彼は
再び大きな欠伸しながらふにゃっと笑った。
私の秘密の隠れ家に先客がいたとはよもや思うまい。
それにこんなところで昼寝だなんて、
なんて強者だと少しばかり興味が湧いてしまった。
「いつもここで寝てらっしゃるんです……？」
「ううん、いつもは部室か生徒会室かな〜」
「生徒会室……？ 生徒会役員の方ですか？？」
「違う違う〜！
生徒会室は跡部がいる時だけ寝かせて貰ってるの〜」
「え」
あそこのソファ寝心地いいんだ〜。
やっぱり間延びした声でトンデモ発言をした彼は
どうやら跡部先輩のお知り合いらしい。
ということは、この人も3年生か。
そして、跡部先輩のお知り合いだと知った今、
もう1つ思い出したことがある。
ただ、曖昧な記憶を確信に変えるべく
今にも寝落ちそうな先輩には申し訳ないが
もう一つ質問をさせて頂くことにした。
「あ、あの、先輩」
「ん〜？」
「先輩、もしかしてテニス部だったり、しますか？」
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優(プロフ) - 時雨さん» 右隣の男子が予想外に気にかけられすぎてて困惑しておりますww 高評価までありがとうございます…！ お陰でノリノリに更新欲が湧いてきました！ 頑張ります！ (2020年12月16日 22時) (
レス) id: 8b3ebb8f88 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - 優さん» 右隣の男子は消えたりなどしないよ…ってことですねwwもちろん一番右側の☆押しておきました!! (2020年12月16日 19時) (レス) id: 9ccfd786f0 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 時雨さん» 嬉しいコメントありがとうございます！ なによりの励みになります！！ 右隣の男子は……神隠し、ばいね……(今後本編で明らかになる……かも？ それまではご想像にお任せしますww) (2020年12月16日 5時) (レス) id: 8b3ebb8f88 (このIDを非表示/違反報告)
時雨 - すごく面白くて一気読みしちゃいました!!これからも更新頑張ってください、楽しみにしてます!!右隣の男子はどこへ…？ (2020年12月15日 22時) (レス) id: 9ccfd786f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：2ytluvuusham081 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/list/2ytluvuush1/
作成日時：2020年12月3日 18時
