最近、自分に憑いた幽霊のせいで恥ずかしい目に合うのですが。

インクさんの幼馴染みさん ページ18

次の日の学校の帰り道。


Xキャラ「いやー、にしてもお兄ちゃんに幼馴染みが居たとはね〜。しかもイケ骨」


『...お前、イケ骨イケ骨って言うけど、基本的スケルトンって同じような顔だろ。どこを見てイケメンって判断してるんだよ』


Xキャラ「えー？雰囲気」


『そうですか...あ』


家の玄関前。そこにインクさんと、インクさんの幼馴染み、エラーさんが居た。


インク「あ、お帰りクロス！」


エラー「よォ」


『どうも』ﾍﾟｺﾘ





──ｺﾎﾟﾎﾟﾎﾟｯ


マグカップに三人分のココアを注ぐ。どうやらインクさんに誘われてまた来たようだ。


『どうぞ』


エラー「悪いナ」


インク「ありがとー。そうだ、エラーがケーキ買ってきてくれたんだ！」


「クロスはどれ食べるー？」とケーキの入っている箱を開ける。中にはショートケーキ、チーズケーキ、チョコレートケーキが入っている。


『えっと、チョコレートケーキがいいです』


インク「じゃあ僕ショートケーキにするー」


エラー「オレはチーズケーキカ」


『お皿持ってきますね』と言って食器棚からお皿とフォークを取って戻った。


『美味しい.....✨(ホワホワ)』ﾎﾞｿｯ


インク「(わー、クロスの周りにお花が見える〜)」ﾆｺﾆｺ


エラー「(チョコ好きナのか？)」


このチョコレートケーキすごく美味しい。どこのだろ...あ、あそこのお店か？


Xキャラ「おーいクロス〜、顔にやけてるぞ〜(笑)」


『！(表情が引き締まる)』ｷﾘｯ


インク「(あ、戻っちゃった)」


エラー「(イきなり表情引キ締まったナ...)」


Xキャラ「(んー、なんかアクシデント起こしたいな.....そうだ！)」


キャラは何か思いついたようで、インクの側までスイーッと移動する。


インク「クロス、イチゴ食べる？」


『要らないです(即答)』


Xキャラ「(よっし！今だ！)」


インクの体がクロスの方に向いた瞬間、キャラはインクの背中を強く押した。


インク「おわっ！？」


『えっ。わっ！』


──ﾄﾞｻｯ！


エラー「インク、お前なニヤってんダ！」


インク「ご、ごめん！なんかいきなり...あっ」


『....💢』ﾑｯ


いきなり倒れて来たインクさん。そのせいで持っていたショートケーキが俺の体に落ちた。


インク「ごめん！布巾布巾...！(汗)」


『...洗ってきます』


エラー「お、オう」

インクさんの幼馴染みさん 2→←お風呂で2人っきり♡　5

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す