検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:2,399 hit

42話 ページ27

レ「ユミルたちはどこにいったんだよ・・・。」


死んでしまった彼をおいて、俺はユミルたちを探し始めた。

それにしても。


レ「広いな・・・。

  迷いそうだ。」


俺はサーチャーをつけていないので、自力で探し回るしかない。

いつの間にか迷ってしまったのかもな。

こういうときは、動き回るのは得策ではない。

じっとして、アイツらが見つけてくれるのを待つしかない。

きっと、ユミルはミリアを連れてくるだろう。

ユミルには、ミリアと似たような生い立ちがあるらしい。

だから、ユミルはミリアをうまく生きられるようにしてやれると思う。

そういえば、な。


レ「ユミルに気をつけろ、か。」


あれは、どういう意味だろう。

しかしユミルは、幼いころから苦楽を共にした仲だ。

気を付けるようなことは、何もないと思う。

大体、どこにどう気を付ければいいものか、全く分からない。

でたらめ、なのだろうか。


レ「考えても、仕方ないか。」


ユ「あっ、いたいた。
 
  レ〜オ〜ン!探したんだよ。」


そういって、ユミルが小走りで駆けてくる。

その後ろには、案の定ミリアがいる。

ユミルは、うまいことミリアを自由にしたらしい。


レ「悪かったな、ユミル。

  それで、ミリアはこれから」


ユ「私たちの仲間になるって!」


どうするんだ、と聞く前にユミルから答えがもたらされた。

仲間になるというのは、予想が出来なかった。

でも、俺たちに依存してくれる方がいいのかもしれない。


レ「そうか。よろしくな、ミリア。」


ミ「よろしくお願いします、レオン。

  私は回復魔法が得意で、あまり攻撃はできないけど、役に立てたら、と思って。

  攻撃は、水とか氷属性の魔法、それから、槍とかも使えるよ。」


ヒール役は必要だと思っていたから、使えるだろうな。



ユ「ミリアの回復魔法、すごいんだよ。

  得意だから、私が負っていた傷も、あっという間。」


レ「それは頼もしいな。じゃあ、行こうか。」


そういって、俺たちは歩き出した。

そして、この屋敷を出る直前。


ミ「そういえば、みんなは・・・。」


レ「あぁ、すまない。ミリアの家族は、もう・・・。」


俺たちが殺してしまったと、言うのはつらい。

でも、言わなければならない。


レ「俺たちがころ」


ミ「いえ、いいんですよ。

  こうなることは、予想が出来ていたので。」


ユ「そう、じゃ、帰ろうか。」


俺たちは、ミリアの家へと戻った。

43話→←41話 ユミルside



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:ゆあ , 刻印 , 呪い   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

わたあめ☆ - ゆあさん» おっつ〜!ゆあもいいね!その文才!! (2017年7月8日 23時) (レス) id: 8ff80f4586 (このIDを非表示/違反報告)
zero - お疲れ様これからも頑張れ! (2017年7月5日 23時) (レス) id: 0391fa1845 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - コメントありがとうございます!じゃあ、レオンの妹、ちょっとだけ登場させて、本格的に入れるとしたら、4章あたりになるとは思います。 (2017年6月20日 17時) (レス) id: 9a045e772a (このIDを非表示/違反報告)
こあこあ - ゆあちゃん、リクエスト!レオンの妹作って!! (2017年6月17日 9時) (レス) id: 8ff80f4586 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ - ほんとだ!ありがと〜 (2017年6月6日 16時) (レス) id: 9a045e772a (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆあ | 作成日時:2017年5月15日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。