【東京卍リベンジャーズ】零番隊隊長は静かに過ごしたい。

優しいなんて、思いません...？ ページ43

｢なぁなぁAー、出かけようぜー｣

灰谷兄。現れたな。

｢別に良いよ。｣

｢...は？｣

｢え、だから良いよ｣

｢...マジで...？｣

｢え、なにかダメだった？私今日暇だから｣

｢あ、ああ、じゃあとりあえず行くか｣

｢どこに？｣

｢服買いに｣

｢え、別に服にこまって｣

｢いや、俺が払うしなんかAに着てみて貰いたいから...？｣

なんか。

笑顔が可愛くなりましたか...？蘭くん。



｢お、これとかどお｣

｢いや、ミニスカートって感じないでしょ｣

｢似合うと思うんだけどなぁ｣

｢無理｣

｢あ、定員さーん。この子に似合う服片っ端から試着お願いしまーす。あとこれもー｣

｢おい。｣

｢かしこましました〜｣



うわ。これ無理。

恥ずかし。

脱ごうかな。

よし。

｢着れたー？｣

おい。開けるな。

｢あ、いや、その｣

｢...え、｣

なんか言ってくれないと、

｢なんか言ってくれないと、は、ずかしいんだけど｣

｢あ、、めっちゃ可愛い...！｣

頬が熱くなった。

やばいね。

｢じゃ｣

急いで試着室のカーテンを閉める。

顔熱い。


｢これ全部下さい｣

｢ちょ、蘭くん...！要らないそんなに｣

｢いや俺があげたいだけだか、ら｣

｢え、悪いって...！本当に、それなら自分で買うって...！｣

｢え、今、俺の事なんて言った...？｣

｢え、蘭くんって｣

｢はぁ？！｣

蘭くんはカードを出して服を袋に詰めた。

｢そんなに良いって...！後で返すから！｣

｢俺が！！見たいの！！だから！！良いって！！｣

そう言って早歩きして先に行ってしまう。

それなら。

｢ありがとーー！！｣

凄く先に行ってしまって聞こえていないかもって思ったけど、

｢別にーー、今日は付き合ってくれてありがとー！｣

聞こえてたんだ(笑)。

耳、真っ赤なの見えてるけど、

今日のお礼で、見なかったことにするね。

でも、優しいなんて、思ってないし。















蘭(はぁー？！まじで可愛すぎだろ。死ぬ)

しつこい男は嫌われるなんて誰が言った。→←寝不足ですか、隊長さん。

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