【黒バス】復讐屋、はじめました【妖狐×僕SS】

何を ページ9

桃井「経緯はこんな感じです。復讐、手伝ってもらえますか・・・？」


少し緊張気味に言う桃井。


貴方「思った以上にくだらない理由でいじめられてるねぇ」

柊羽「まあ、どこもんなもんだろ」


諦めろ、と柊羽。

それにしても


貴方「今吉。知らなかったわけ？サトリのあんたが？信じられないねぇ」


ある意味を込めて言う。


今吉「ここまでひどかったなんて知らんかってん・・・」


いつもの今吉とは真逆の顔で言う。

花宮が心底嬉しそうだ。


貴方「へぇ、学校じゃ能力は使わないって？
　 あんたの能力は使う使わないの問題じゃないでしょ」

今吉「・・・」


急に黙る今吉。


貴方「まあ、それは後でじっくり聞くとして」

今吉「え・・・まじか」


驚愕の今吉。あ、私の言葉にね。

私、よく怒ると怖いって言われるから。


花宮「ざまぁｗｗ」


生き生きしてる花宮。

どれだけ嫌いなんだよ、今吉のこと。


今吉「なんやて・・・！？」


あ、やっべ。

今吉が怒った。


今吉「あんた、ワシのＳＳやろ！？
　 少しぐらい主人を心配せんかい！」

花宮「ふはってめぇなんか心配したくなんかねぇよ、バァカ！」


今吉と花宮が喧嘩し始めた。

私の横には私の兄、桜井良がいた。

いつの間に帰ってきたんだろうか。


良「２人とも」

「「ん？」」

良「喧嘩は部屋でやってください、今取り込んでるんです！」


そういって良は２人を引きずってどこかに行った。

・・・流石私の兄ｗ

じゃなくて


桃井「今のって・・・桜井君？」


不思議そうに３人の後姿を見る。

ああ、そういえば桐皇だったっけ。


貴方「ごめんね、桃井さん。気にしないで。

　 それで、桃井さんは何をしてほしい？

　 ・・・復讐の前に」


決してこっちからは言わない。

相手がしっかり意思を持たないと、ね。


桃井「他の、他の学校で水奈にいじめられた人を・・・助けてほしい、です」


さっきとは違う意思のあるしっかりとした眼差しで告げる。


貴方「よくできました。じゃあ行きましょうか、他の学校へ」


満足そうに笑う。


柊羽「でも、どうすんだ？陽泉と洛山はすげぇ遠いぜ？」


まさか三日ぐらいかけるつもりかよ、そう言った。


貴方「まさか。そんな暇ないに決まってんでしょ」


当たり前のように言う。


貴方「あいつらに頼むのよ」

柊羽「ああ！」


納得した顔だ。


桃井「・・・あいつら・・・？」

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