【黒バス】復讐屋、はじめました【妖狐×僕SS】

始まり ページ6

桃井「始まりは転校生が来たことでした。

　 桐皇に入学してから１か月、転校生が来たんです。

　 こんな時期に来るなんて変だなーとは思いました。

　 でもぶりっ子じゃなくいい子そうだったので他には何も思いませんでした」


――回想――

羽月「父の転勤で来ました、羽月水奈です！よろしくお願いします」


ニコッと笑った顔はキラキラしていた。


先生「じゃあ羽月。あの空いてるとこに座ってくれ」


先生は桃井、よろしくな。そういった。

私の隣は空席だった。


羽月「よろしく・・・えと、桃井さん？」

桃井「うん、さつきでいいよ。よろしくね、水奈ちゃん！」

羽月「よろしくね、さつきちゃん！」


そういって愛嬌のある笑顔を見せた。

性格が似ていたからかすぐに仲良くなれた。

水奈はバスケ部のマネージャーになり、私たちは親友と呼ばれる仲だ。


羽月「さつき。相談したいことがあるんだけどさ」


ちょっとためらいがちだった。


桃井「うん。どうしたの？」

羽月「うちね、好きな人ができたんだ・・・」


少し照れくさそうに言う水奈を見て私は素直に嬉しかった。


桃井「えぇ！うそー本当！？だれだれ？」


水奈は言うか迷っていたけど意を決めたように言った。


羽月「野々宮翔太くん・・・」


水奈は顔を赤くしていた。

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