よしのがうるさい【Hokuto.Y】2 (ページ30)

今日:1 hit、昨日:36 hit、合計:384,404 hit

リセットページ30

.

(※ここからはしばらく日本語で書きます)

「ありがとね、お昼」

『もうブランチだけどね』

目の前にはハンバーガーを頬張る、さっきの助けてくれた男の人。

マイクっていうらしい。

さっきのめちゃくちゃ怖い目とは打って変わって、ニコニコニコニコしてる。

多分この人は金がなかっただけ。()

「キミ、芸能人かなんか？」

『……なんで？』

「マスクに帽子って顔隠してるようにしか見えない」

『まぁたしかに。……私今日本ではどっか行っちゃった設定なの』

「……ごめん、わかんない」

『Aって調べてみたら分かるよ』

頭にハテナを浮かべながらスマホを触るマイク。

「……俺日本語無理だった」

『あ、そっか』

トレーからポテトを1本抜きとって口に入れる。

『私ね、……』

……あれ、なんで私見ず知らずの人に説明してんの？

まぁいいか。

「……へぇ、大変だったんだね」

ジュースを飲みながら呑気に相槌をうつマイク。

お前絶対思ってねーだろ。

「てかいちいち打つのめんどくない？ペンと紙貰ってこよか？」

『いいよ、どっちにしろめんどくさい』

「そ？誰か待ってんの？」

『友達』

あとちょっとで来るはず。……きっと。

「……アンタなに知らない男とデートしてんの」

ほら来た。

.