よしのがうるさい【Hokuto.Y】2

リセット ページ31

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「という訳で。」

「へぇ」



さすがアホ、とサラ。

それ多分関係ないよ。



「ありがとね、お昼」

「はいはい、さよならー」



なんでサラが返事してんの。

……あ、私喋れないんだった。


ちゃっかり荷物を持ってくれるサラ。

優しい。

たまに出る男気出てるよ。

こんなこと言ったら置いてかれそうだから言わないけど。

てかそもそも言えないか。







「アンタさっきアイツとご飯食べたの？」

『ポテトを1本いただいた』

「お腹すいてないの？」

『んー、そんな』

「ふーん。じゃあ後で普通にお昼食べればいっか」



それにしてもさ。

まあまあ寒くない？

長袖もう1枚着たい。



「てかさ、誰かにちゃんと言ってきた？」

『HIROさんとマネくんに一応。あとメンバー1人にバレた』

「勝手に出てきて怒られるっしょ」

『まぁそりゃあもう大激怒よ』



吉野とか特にね。

1週間口聞いてくれないタイプじゃないから。

あの人はベッタリが増しちゃうタイプだから。

めっちゃめんどくさい。

多分まこっちゃんも1週間口聞いてくれないタイプかと思いきや、吉野が居ないところでベッタリしてくるタイプ。

まこっちゃんは可愛いからいいよ。



「なんだっけ、いーえっくす、なんだっけ、行くの？」

『EXPGね。どうしよう、声戻ってきたら行こうかな』

「タクシーかなんかで行く？」

『気分による』

「タクシーだったらぼったくられないように気ぃ付けてね」

『んな事ある？(笑)』

「この前やられた」

『おつ(笑)』









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