【薄桜鬼】妖鬼録 (ページ2)

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序章ページ2

A「・・・・・・・・っ！！！」

目の前に広がっているのは、赤。
ただただ赤い血の海。

その中心で倒れているのは、

A「お母さんっ！お父さんっ！」

急いで母と父のもとへ駆け寄る。
二人はすでに虫の息で、苦しそうに顔を歪めていた。

これはもう助からないと、本能で悟った。
そんなのは、嫌。嫌。嫌。

でも、二人を抱え起こした時に付いた血の量は、死に匹敵するぐらい多くて。

父「お前は、生き延び・・て・・・幸せ・・にな・・れ・・」
母「最後に一つ・・だけ・・。
　何を知っても、＿＿＿の事だけは、恨まないで・・・。」

A「え？お兄ちゃんが、どうしたの？」

私の質問には答えずに、父と母は微笑む。
もう、意識を保っているだけで大変なはずなのに。

二人とも、その表情のまま何かを囁くけど、それは声にならなくて。
かろうじて口の動きから二人の言いたかった言葉を察する。

「ごめんね。」と。
二人は言ったんだ。

それだけ呟くと、力を失ったように手が落ちる。

A「お母さん！お父さん！目を開けて！ねぇ！！お願・・・い・・。
　う・・うぅ・・・。そんな・・。いや・・・いやぁぁぁぁぁぁぁぁ！！」

二人は私の腕の中で事切れた。

私は泣いた。泣いて。泣いて。
涙が枯れるほどに、ずっとずっと泣き叫んだ。

兄の姿が見えない。
殺されたんだろうか。
大好きな、お兄ちゃんも。

涙が枯れて、少し落ち着くと、私の中に、怒りの焔が灯る。
これはきっと、人間たちの仕業だ。

A「許さない・・・人間・・・・絶対に！！」

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・・・・・ごめんなさい。((

7/26

約一ヶ月も更新してなくてすみませんでした。
一個目の小説でいっぱいいっぱいだったのと、何かこの小説おもしろくないな
って事で、ネタを考えてました。

なので、少し序章を変えてみました。
兄ちゃんはいずれ出てくるし、重要な役になると思います。
兄ちゃんが出てくるまで書くのに、どれくらい時間がかかるんだろう・・・(遠い目