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Aside
気持ちが晴れないまま買い物袋を下げて家に帰る
もちろん亜嵐くんの話題は一切出なくて
私のことチラチラ気にしながら気まずそうな顔する玲於くんに
ちょっと申し訳ないな、なんて思いながらもやっぱり気持ちは晴れなくて。
玲於「…んあー、ほら飲め」
A「…あったかーい」
玲於「…その顔」
A「え？」
玲於「…その顔しとけ、ずっと」
A「…わたし今どんな顔してた？」
ふって意味ありげにちょっと笑って
なにも答えないで先行っちゃう玲於くん
エレベーター降りて玲於くんの家まで歩いてると
玲於「…は？」
『もーどこ行ってたの？寒くて凍えてたんだから！』
A「あれ、明日じゃなかった？」
あら久しぶりー！！ってはしゃぐ玲於ママを家にいれて
事情を聞いたら、なんとなく今日にした。って
いかにも玲於ママらしい理由で
そのあとすぐに玲於の彼女の話になって構えてたんだけどさらーっと
" あ、こいつが彼女だから "
とか言っちゃうし
玲於ママもやっぱりね〜なんていいながらニヤニヤしちゃって
あっけなく" 彼女のフリ "は終わった
…はずだったんだけど
ピンポーンってインターホンの音に玲於ママが走っていって
戻ってきた玲於ママの後ろには亜嵐くんがいて
なにも知らない玲於ママは
玲於、Aちゃんと付き合ってるんだって〜ってひとこと言ってから別の部屋に入っていった
取り残された私達の間に流れる空気はなんだか異常で
亜嵐「…どうゆうこと？」
A「…えっと、」
玲於「…なになに、自分はほかの女といたくせしてAのことだけ責めんだ？」
亜嵐「…は？」
玲於「…言ったよね、これ以上傷つけんなら俺がもらうって」
亜嵐「…Aちゃん、ちゃんと説明して？」
A「……玲於くん、誤解招くようなこと言わないでよ」
玲於「…彼女のふり」
亜嵐「…彼女のふり？」
玲於「…頼んだの、Aに」
1から事情話して、玲於ママの前では私と玲於くんが付き合ってるってことにしてって頼んで
全てを知ってなーんだ、って安心してる彼をみて
なんだか安心したけど
さっきの玲於くんの" 俺がもらう "って言葉と
亜嵐くんのとなりにいた女の人が気になったんだけど
結局このあともこの２つに触れられなくて
なんだか聞いたらいけないこと、聞いちゃったみたいな
気づいたらいけないこと、気づいちゃったみたいな
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ゆらん(プロフ) - ららさん» コメントありがとうございます！スノードロップ出てきました、、！ (2018年8月11日 0時) (
レス) id: f5d8f99b27 (このIDを非表示/違反報告)
らら - スノードロップ出てきましたね！この花がどう関係していくのか楽しみです。応援してます！ (2018年8月10日 23時) (レス) id: 7f9d02892e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆらん | 作成日時：2018年8月8日 20時
