人間だったって魔？

プロローグ ページ1

『…またダメだ……』

そろそろ使えないと可笑しいのに…家帰ろ…

『だだいま〜…今日も無理だった』

母「そう……」

『この歳になっても空飛べんかったり、魔術使えんのはやばいって！やっぱ可笑しいよ！母さんもなんか可笑しいし！うちなんか病気なの？それならそれで受け入れるから本当の事言ってよ！』

母「実を言うとね…









あんたは悪魔じゃない。人間なんだよ」

『え？マ？』

母「マ。あんたが赤ちゃんの頃魔界に迷い込んで来てたの…それをあたし等が保護してここまで育てたんよ。大丈夫！あんたにはあたし等の家系能力を受け継がせるから」

『シャオちゃん達とかにバレちゃダメだよね？』

母「多分食われるよ…人間だとバレればね。でも、バビルスの理事長が親戚で人間の匂いが消える香水貰ってるから多少は大丈夫よ！あたし等があんたを支えるから！」

『母さん…うち頑張る！人間でも魔王になれるように！』

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