高木のカフェ。 ページ44
「今度来たら言ってください。私はヨコハマに戻ったって。」
金井「分かったよ。」
金井「それで、此れから何処行くんだい?」
「少し家に寄ってまた帰ります。」
金井「気をつけてねぇ。」
「ありがとうございます。」
そう言ってAはカフェ兼家だった建物に向かった。
ザッザッ
パリッ
建物の中に入ると割れてしまった、綺麗だったステンドグラスなどの破片を踏む。
「あーあ。お気に入りだったのに…」
恐らく熊が暴れたあとや、ポートマフィアに襲撃された為、椅子や陶器製のカップなどが倒れ割れて店の中は荒れ放題。
恐らく2階の住居部もポートマフィアによって荒らされているのだろう。
Aは、なんとなく異能力を使って治せるガラス製品達は、どんどんと治して行った。
他にも椅子は元の位置に戻したらと店の中をきれいにして行った。
そして、最後にガラスで高木夫婦と犬達の手のひらサイズの置物を作る。
「あはは、これは私からのお供え物だよ。」
Aは、空笑いをしながら言う。その表情は何処か悲しげだ。
「もう、此処に来ることはないかな。」
そう言ってAが店を出た時だ。
『きをつけて、いってらっしゃい』
そう言う、高木夫婦の幻聴が聞こえる。
「優しいなぁ…」
そう、Aは残しまた、ヨコハマに戻って行ったのだ。
密輸船内にて___
「さて、どうしたものか…」
Aは、ヨコハマに帰ったあとどうするか考えている。
男「あー!負けた!」
すると、突然男の嘆きが聞こえる。
どうやらヨコハマに着くまで暇な荷物運びの船員がポーカーをしている様だ。
男三人組がとある男をカモっている。
「…きーめた。」
どうやらAは、次の就職先を決めた様だ。
「おにーさーん。大丈夫?」
男「え、あ、身包みを剥がされてしまって…」
Aはそう言ってご機嫌そうに、ポーカーをしている男達に声をかけた。
「そっか。じゃあ、私が服取り返してあげる。」
男A「あ?」
男B「女だからって容赦しねぇーぞ?」
どうやら負けたら身包みを剥がされるらしい。
「うふふ、大丈夫ですよ。」ニコニコ。
男達も、勝ったら女の裸を見れるので乗り気で、余裕で勝つ気でいる。
うふふっ。(名前)は不敵に笑う。→←太宰の思い出 / 高木になったわけ
87人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
零奈(←履歴を消したバカ)(プロフ) - はるぽんさん» くっ、ばれてしまったか… (1月28日 14時) (レス) id: b9e38a5313 (このIDを非表示/違反報告)
はるぽん(プロフ) - もしかしたら違うかもですけど…あの夏が飽和するというボカロ曲入ってますか?もしそうだったら好きすぎます…🥲 (1月28日 2時) (レス) @page41 id: d30f688e9b (このIDを非表示/違反報告)
黒崎百合(プロフ) - !楽しみです! (1月11日 15時) (レス) id: 4f63239270 (このIDを非表示/違反報告)
零奈(←履歴を消したバカ)(プロフ) - 黒崎百合さん» 此れからもっと過去編やるのでしばらくすれば分かるかも知れません (1月10日 15時) (レス) id: b9e38a5313 (このIDを非表示/違反報告)
黒崎百合(プロフ) - そうなんですか?何がまざってるのか凄いきになる…あの夏は分かったんだけど…めちゃくちゃ好みです!だいすき! (1月10日 10時) (レス) id: 4f63239270 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:零奈 x他1人 | 作成日時:2023年11月28日 23時