太宰の思い出 / 高木になったわけ ページ43
____太宰side
太宰「と言うか、私の告白受け取っておいて、心は浮気なんて酷い。」
「あはは…」
違う、君に愛されていたミレイと言う人が羨ましかった。
もちろん彼女が大学時代に付き合っていた男達も排除した。
でも、死んでもなお彼女の心に残り続ける彼女が羨ましかった。
太宰「ねぇ、Aはその後どうしたの?」
「何も言わずに羊に戻って、あとは太宰君が知ってる通り、羊を評議会制にして、抜けて網走に行って短大をでて、普通に就職したよ。」
太宰「ふーん」
「ねぇ、太宰君。」
太宰「何?」
「ポートマフィア抜けて、光の道を歩みな。器用で頭の良い君なら簡単だろう。」
彼女は微笑んで言った。
太宰「Aはどうするのさ?」
ふと、疑問を口にする
「そのまま残る。」
太宰「なんで?」
「色々、荷物が多いし、今の生活に満足してるから」
太宰「…」
「ほら、頑張れ。僕も行きたくない人生しっかり生きているんだからさ。」
そう言って彼女は笑っていた。
______現在
思い返してみると、未来予知者はAの親友であったミレイだろう。
Aはおそらく網走の高木夫婦の所に行ったのだろうか…
その頃Aは…
「つーいた。ただいま網走!」
ヨコハマ港発ロシア行き、網走港経由の密輸船で網走に来ていた。
「さて、金井さん(電話で不幸を教えてくれた狩猟仲間のおじさん)の家に行くか。」
そう言ってAは、始めて此処網走についた時の事を思い出しながら、歩き出した。
____7年前。
ドッカァーン。
mob「船が爆発したぞ!」
「痛っー。」
現在、乗って来た密輸船を爆破しましたAです。
そして自分も巻き込みました。思ってたより爆弾が積まれて居たらしい、失敗失敗。
あー、涼しいけど、死にそう。
ドサッ
とある、古民家の影で倒れる。
ここで死ぬんですか?
?「大丈夫かい?!」
「う、」
?「救急車!」
_____
そうして、そのカフェのオーナーだった高木夫婦によって助けられ、戸籍ができ、大学生になり…と
過ごして居たはずなのに!
「はぁ…」
金井さん宅に着く。
インターホンを押すと慌てた様子の金井さんが出てくる。
金井「Aちゃん!つい昨日なぁ、怖い人達がAちゃんの事聞いて来たんよ…」
「すいません。ちょっと色々あったもので…」
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零奈(←履歴を消したバカ)(プロフ) - はるぽんさん» くっ、ばれてしまったか… (1月28日 14時) (レス) id: b9e38a5313 (このIDを非表示/違反報告)
はるぽん(プロフ) - もしかしたら違うかもですけど…あの夏が飽和するというボカロ曲入ってますか?もしそうだったら好きすぎます…🥲 (1月28日 2時) (レス) @page41 id: d30f688e9b (このIDを非表示/違反報告)
黒崎百合(プロフ) - !楽しみです! (1月11日 15時) (レス) id: 4f63239270 (このIDを非表示/違反報告)
零奈(←履歴を消したバカ)(プロフ) - 黒崎百合さん» 此れからもっと過去編やるのでしばらくすれば分かるかも知れません (1月10日 15時) (レス) id: b9e38a5313 (このIDを非表示/違反報告)
黒崎百合(プロフ) - そうなんですか?何がまざってるのか凄いきになる…あの夏は分かったんだけど…めちゃくちゃ好みです!だいすき! (1月10日 10時) (レス) id: 4f63239270 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:零奈 x他1人 | 作成日時:2023年11月28日 23時